うつからの社会復帰

【経験者が教える】鬱から社会復帰するまでのロードマップ【完全版】

【経験者が教える】鬱から社会復帰するまでのロードマップ【完全版】

鬱から社会復帰するのって難しくない?
もう人生終わりやな……。

そう思って悩んでいるのではないでしょうか。

この記事では、2019年にうつ病、2020年から少しずつ社会復帰したフリーランスのじんとが、そんなあなたの悩みを解決します。

経験談や過去のSNSの投稿、就労移行支援への取材で分かったことなどを織り交ぜていますので、ぜひ最後までお付き合いください!

この投稿はほんの一部です

筆者の自己紹介

自己紹介

じんと(@Jinto_Jibunpock

鬱からの社会復帰3パターン

鬱からの社会復帰3パターン

鬱からの社会復帰は、上のフローチャートで紹介するような3つの方法があります。

それぞれメリット・デメリットもあるので、合わせて見ていきましょう。

①:復職

1つ目が「元の職場への復職」です。

復職は、社会復帰までのハードル1番低い一方で、再発のリスクがかなり高いのが特徴。

パワハラやセクハラなどの人間関係がうつ病の原因だったらなおさらです。
(適応障害⇒うつ病への悪化でしたが、ぼくも例外ではありませんでした)

復職のメリット・デメリット

②:転職

2つ目が「転職」で、多くの人が考える方法です。

しかし、転職にもデメリットはあります。

「転職さえすればすべてが解決!」とはいかないのが難しいところです。

転職のメリット・デメリット

また、転職にも

  • 障害者雇用(オープン就労)
  • 一般雇用(クローズ就労)

という2つのルートがあります。

それぞれの特徴については、以下の表にまとめました。

さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

③:独立

3つ目が「独立」で、ぼくと同じようにフリーランスになる方法もあります。

最近では、クラウドソーシングやスキルマーケットといったWeb上で仕事をもらい、自宅や貸しオフィスで働く人が増えました。

特におすすめはこの3つ!

何より「好きな時間に好きなことで働ける」のは他にはないメリット。

自分に自信を持ちやすいですし、体調の波に合わせて無理なく働けるのは強みです。

ただし、独立となると「傷病手当金」の対象外になってしまい、うつ病が再発したときに金銭面がかなり厳しくなることが注意点。

そのため、今から紹介する「社会復帰を考える目安」に当てはまるかどうかは必ず確認しましょう。

他にもメリット・デメリットがあります。

このブログでは、フリーランスで社会復帰する過程も記録していますので、よかったら参考にしてください( ˘ω˘ )

独立のメリット・デメリット

鬱からの社会復帰を考える目安

鬱からの社会復帰を考える目安

鬱からの社会復帰を考える目安は人によってバラバラですが、個人的には

週5日好きなことに集中できる

ことだと考えています。

なぜなら、体調が安定しない状態で働き始めると、想像以上に体に負担がかかるからです。

特に一般雇用の転職だと、週5日40時間働くことが求められるだけでなく、転職1年目は有給がもらえないこともあります。

とはいえ、今まで週3日しか動けない状態から、いきなり週5日40時間動くのは正直厳しいです。

焦る気持ちはわかりますが、まずは「週に5日好きなことに打ち込める」ことを目標にしましょう。

社会復帰に向けた活動を始める目安については、ブログ記事YouTube動画で詳しく解説しています。

気になる方はぜひチェックしてくださいね!

鬱からの社会復帰を支えるサービス3選

鬱からの社会復帰を支えるサービス

鬱からの社会復帰を支えるサービスも、いくつかあります。

おすすめサービスも合わせて紹介していますので、気になったものからご覧ください。

転職エージェント(一般雇用)

まずは、一般雇用の転職エージェントです。

一般雇用の転職エージェントはたくさんありますが、なかでもおすすめなのが以下の3社。

その他のおすすめはこちらの記事をご覧ください。

転職エージェント(障害者雇用)

続いて、障害者雇用に特化した転職エージェントです。

障害者雇用を考えている人はもちろん、一般雇用と迷っている人でも登録できます。

ただし、障害者雇用はあくまで「障害者手帳」を持っていることが前提。

登録時点で持っていなくても面談やサポートを受けられますが、最低でも今後持つ予定の段階で登録しましょう。

おすすめサービス
  • dodaチャレンジ:パーソルキャリアが運営。首都圏の求人が多いが全国で対応
  • atGP:障害者の就職支援歴15年。首都圏・近畿圏で対応

※atGPは手帳受け取り待ちの段階で断られた経験あり(dodaチャレンジは面談済み)。

就労移行支援事業所

最後に「就労移行支援事業所」です。

就労移行支援事業所とは「一般企業への就職を目指す65歳未満の人に、必要な知識やスキルを最大2年間教える」ための場所。

特に1番のメリットは「客観的な評価が得られる」ことで、支援員から「体調安定してて働けます」というお墨付きをもらえるので、転職しやすくなります。

また、就労移行支援のプログラムを活用することで、以下のような知識やスキルを得られます。

  • ビジネスマナー
  • パソコンスキル
  • ストレスとの向き合い方
  • 自分の障害特性への理解
  • 就職活動するときのポイント

一方で、名前が似ていて勘違いされがちなのが「就労継続支援」。

就労継続支援は「実際に働いて賃金をもらう場所」ですが、就労移行支援は賃金が発生しないので注意しましょう。

そんな就労移行支援ですが、鬱からの社会復帰でおすすめしたいのは以下の3社。

上のリンクから評判や取材してわかったことをまとめた記事へ飛べますので、ぜひ読んでみてくださいね!

【経験者が教える】鬱からの社会復帰で心がけたいこと

【経験者が教える】鬱からの社会復帰で心がけたいこと

続いて、鬱からの社会復帰で心がけたことを3つ紹介します。

①:無理をしない

1つ目は「無理をしない」ことです。

復職も転職も独立も、思っている以上に体に負荷がかかります。

今までの職場のトラウマや慣れない面接、再発との戦い……。

かつてのぼくも経験しましたが、ほんまに地獄でした。

次の項目にもつながりますが、「安定した体調で働ける」のが1番です。

しんどいときは無理せず休みましょう。

②:転職を焦らない

2つ目は「転職を焦らない」ことです。

  • 傷病手当金の期限など、お金が無くなることへの不安
  • 家族や親戚から「甘え」と言われる
  • 周囲への劣等感

こうした不安から転職を焦ってしまいがちです。
(ぼくにもそんな時期がありました。詳しくは【経験談】うつ病でつらいこと11選!会社や家族に理解されない苦しみを暴露を見てね)

しかし、うつ病からの社会復帰で1番大切なのは

社会復帰した後に再発せず、安定して働けること

ではないでしょうか。

1番最悪なのが「焦って転職し、ブラック企業に入社した結果、再発してしまう」ケース。

せっかく働けるまで回復したのに、振り出しまで戻された気分でつらいですよね。

1度しんどい思いをしたからこそ、働きやすい場所をじっくり見極めながら仕事を探しましょう。

③:継続して通院する

3つ目は「継続して通院する」ことです。

ときどきいるのが「転職活動や復職などの社会復帰と同時に、通院をやめてしまう人」

しかし、先ほども紹介したように、社会復帰は思ったより体に負荷がかかります。

2週間動かしてなかったパソコンを久々に起動したら、フリーズして動かないような感じです。

「やっとここまできた!」と思って気を抜いてしまいがちですが、継続して通しましょう。

その他に注意したいことは、以下のツイートにまとめてます。

参考になれば嬉しいです( ˘ω˘ )

鬱からの社会復帰でよくあるQ&A

鬱からの社会復帰でよくあるQ&A

最後に、鬱から社会復帰したぼくが、よくある質問に答えました。

さらに詳しく知りたい場合は、リンクの記事もご覧ください。

転職エージェントはなぜ無料で利用できるの?

転職エージェントが無料で利用できるのは「企業に人材を紹介したお礼として、報酬がもらえるというビジネスモデル」だからです。

そのため、求職者に登録料や利用料は発生せず、無料でキャリアカウンセリングや書類添削、面接対策を受けることができます。

転職エージェントの仕組み
転職エージェントの仕組み

とはいえ、

悩む人

ブラック企業ばかり紹介されたり、求人に応募するように強制されたりするんじゃないの?

と不安に感じる人もいるでしょう。

ぼくも20社以上に登録した経験がありますが、ブラック企業ばかりの紹介や応募の強制が全くなかったとは言えません。

しかし、ほとんどの場合は「担当者個人の質の悪さ」が原因です。

他の人に変更してもらったあとは親身にサポートしてくれた、ということは何度かありました。

「担当者に申し訳ない」と思うかもしれませんが、人生が悪い方に進むことを考えると大したことはありません。

遠慮せずに変更をお願いしましょう。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

就労移行支援は無料で利用できるの?

就労移行支援は全員が無料で利用できるわけではありません。

具体的には、以下のように定められています。

  • 生活保護受給者:無料
  • 住民税が非課税の世帯:無料
  • 住民税課税世帯(年収約600万以下):9,300円/月
  • それ以外:37,200円/月

「住民税を支払うように言われてなければ、無料で利用できる」と考えて問題ないでしょう。

ただし、交通費は基本的に自己負担となることがほとんどなので注意しましょう。
(一部自治体が負担してくれるケースもあるため、気になる方は自治体へ問い合わせください)

さらに詳しい情報が知りたい方はこちらをご覧ください。

ハローワークや求人サイトはダメなの?

ぼく個人の意見ですが、ハローワークはおすすめできません。

なぜなら「ブラック企業の可能性が他の方法と比べて高いから」

企業が転職エージェントや求人サイトなどに求人を出すときには、掲載料を支払っています。

一方でハローワークへの掲載は、申請さえすれば無料です。

つまり、採用コストや人件費を抑えている「ブラック企業」が喜んで利用します。
(ごくまれに優良求人もありますが……)

求人掲載の仕組み
求人掲載の仕組み

また、求人サイトにも言えることですが、ブラック企業を自分で見極めるのは正直難しいです。

  • 週休2日制と「完全」週休2日制
  • 賃金にはみなし残業45時間分を含む
  • 賞与:〇ヶ月分と「賞与あり」

などなど「よく見れば違和感を感じる文面」ですが、正直気づかないことの方が多いです。

一方で、転職エージェントは担当者が実際に企業へ足を運んだ求人だけを取り扱っています。
(就労移行支援はサービスによりけり)

ハローワークや求人サイトは併用するには問題ないですが、それだけに依存するのは控えた方が賢明でしょう。

うつ病のことを応募企業に伝えるべき?

よほどのことがない限り伝えるべきです。

伝えずに就職して再発したり、年末調整でうつ病の休職歴がバレたりなどが原因で解雇されるケースも多いからです。
(ぼくの知り合いにも何人かいました)

ただし、企業に前向きな印象を与えるためにも、伝え方に工夫が必要。

詳しい理由や対策はこちらの記事をご覧ください。

うつ病のことを転職エージェントに伝えるべき?

伝えるべきです。

なぜなら、今回の転職で1番大事なのは「働きやすい職場で社会復帰する」ことだから。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

復職の練習はどうやってするの?

などの方法があります。

余談ですが、ぼくは資格の勉強を兼ねて図書館に通勤練習したり、週5日8時間転職活動を行ったりして「セルフリワーク」を行っていました。

転職活動していた当時の記録はこちらからご覧ください。

複数のサービスを同時に登録して大丈夫なの?

問題ありません。

転職エージェントは複数登録している人がほとんどですし、担当者から不利益を被ることもありません。

また取材でお話を伺ったところ「就労移行支援の利用者が、就職活動のときに転職エージェントと併用されてる方もいる」とのことでした。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

仕事選びのポイントはある?

個人によります。

というと冷たく感じるかもしれませんが、以下のような3人で選ぶポイントが変わってくるからです。

  • 上司からのパワハラが原因でうつ病になった。仕事も楽しくない
  • 残業時間が多すぎてうつ病になった。無理せず自分らしく働きたい
  • 彼氏からのモラハラが原因でうつ病になった。けど、仕事は楽しかった

詳しくはこちらの記事をご覧ください。
(就活生向けの記事にはなりますが、社会復帰する人にもおすすめです……!)

まとめ:大丈夫、鬱からの社会復帰は不可能じゃない!

まとめ:大丈夫、鬱からの社会復帰は不可能じゃない!

鬱からの社会復帰は、正直簡単とは言えません。

  • 定期的にくる不調の時期
  • 面接にすら行けない転職活動
  • 家族からのプレッシャー
  • 金欠との戦い
  • 再発と隣り合わせの恐怖心

これらと嫌というほど闘わなければいけないので、投げ出したくなることもあるでしょう。

でも、不可能じゃありません。

要所要所でサポートを受けながら、できる範囲で少しずつ動く。しんどくなったら休む。

これでいいんです。

また、社会復帰に成功すると、精神的にかなり楽になります。

働ける喜びや誰かから感謝されること、何より社会とのつながりを持てることは自信につながり、回復に一気に近づきます。

ぼくもそうでした。

自己紹介記事にも書きましたが、フリーランスで社会復帰して仕事で感謝されることが増えて、自分が社会から必要とされている喜びを感じてから、一気に調子が良くなりました。

そして、数年にわたる闘病で得たこともたくさんありました。

そうはいっても、転職で落とされたり、周囲から理解ない言葉をかけられたりするときもあるでしょう。

そんなときは、じんとのオンライン相談を使ってぼくに話しませんか。

誰かに話すだけでも、気持ちがかなり楽になりますからね。

この記事が、悩めるあなたにとって少しでも励みになれば嬉しいです。

最後になりますが……。

今日も1日、生きててえらい!
(このブログの合言葉です)

関連記事:うつ病からフリーランスで社会復帰し、戦い続ける。じんとのプロフィール

関連記事:精神疾患=就職できないをぶち壊せ!atGPジョブトレ通所者にインタビューしてきた!

ABOUT ME
じんと
社会人3年目でうつ病になった経験をもとに、パワハラや毒親、キャリアに関する情報を発信。理系大学院卒業後、大手メーカーで設計開発と新卒採用に携わる。しかし、3年目にうつ病で休職。転職で250社から落とされたあと、フリーランスで社会復帰。Webライターで300記事以上納品するかたわら、ブログ「じぶんぽっく」を月間17,000PVのメディアに育てる。SNSフォロワー合計5,000名以上。オンライン相談で30人以上の悩みを解決。相談サブスクコミュニティ「おじんさんの相談室」オーナー。メンタル心理カウンセラー資格保持。
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