うつからの社会復帰

【徹底比較】障害者雇用はデメリットしかない?【一般雇用と悩む人へ】

障害者雇用はデメリットしかない、という声を聞いたことある方も多いのではないでしょうか。

結論から言いますと、障害者雇用はメリットの方が多いです。

しかし、障害者雇用のデメリットの情報ばかりが出回っていることもあって、無理して一般雇用を選ぶ人がたくさん。

ただし、一般雇用を選んだ人のうち9割以上が、数か月後に後悔しています。

本記事では、障害者雇用のメリット・デメリット、一般雇用との違いについて、うつ病の経験がある筆者が解説します。

特に、障害者雇用と一般雇用のどっちで社会復帰するか悩んでる人に、最後まで読んでほしい記事です。

筆者の自己紹介

自己紹介

じんと(@jibunpock

障害者雇用はデメリットしかない?

障害者雇用はデメリットしかない?

最初に紹介したように、障害者雇用はデメリットしかないわけではありません。

もちろんデメリットがゼロとは言い切れませんが、障害者雇用で働くメリットもたくさんあります。

この章で解説していきますね。

障害者雇用のメリット

障害者雇用で働くメリットは、以下の通り。

  • 周囲に特性や症状を理解してもらえる
  • 通院や体調に合わせて業務調整しやすい
  • 福利厚生が充実した企業に入りやすい
  • 残業はほぼゼロ
  • 正社員雇用も増えてきている

特に、障害者雇用だと障害の症状や特性を受け入れたうえで、採用してもらえることが強み。

例えば、あなたが以下のような状況だったとしましょう。

  • 口調がきつい人相手だと、しんどくなってしまう
  • イレギュラーな出来事に弱い
  • 月に1度は通院のため休む

一般雇用だと、上司に言い出しづらいですし、言っても聞き入れてもらえないことがほとんどでしょう。

しかし、障害者雇用は「障害や特性があることが前提」ですから、現場のメンバーと相談したり、負担にならないよう配慮してもらえたりできます。

このことから、同じ職場で定着しやすいんですね。

特に、精神障害や発達障害に悩む人は

  • パワハラを受けた
  • 周囲より仕事ができず、上司に何度も怒られた
  • 社内いじめにあった

というトラウマが原因で、仕事や組織が怖いと感じているのではないでしょうか。

だからこそ、障害者雇用で働き「トラウマを克服する」ことが重要です。

余談ですが、障害者雇用は主に大企業が取り入れていることから「福利厚生が豊富」というメリットを感じる人もいるでしょう。

障害者雇用が大企業で多い理由

→「障害者雇用促進法」で義務付けられているうえに、企業にもメリットがあるから。

法律での基準

→全社員のうち「2.3%以上」が障害者雇用
 (数字は2021年7月現在)

→43.5人以上の企業は「障害者枠」が必要

企業側のメリット

  • 社会的責任を果たす
  • 残業時間を減らす
  • 助成金、調整金がもらえる

障害者雇用のデメリット

一方で、障害者雇用のデメリットは以下のようなものがあります。

  • 年収は低い
  • 業務内容が限られる
  • 管理職への昇進は難しい

障害者雇用のデメリットは、主に「お金」です。

働きやすい環境を得られる代償として、年収は一般雇用の100万くらい下がると言われています。

※前の会社の年収が低い場合は例外

それ以外にも、働きやすい環境を優先する分、管理職への昇進はよっぽどできる人でないと難しいです。

ただし、昨今では「障害者雇用→一般雇用の転職」がしやすくなったので、

病状がよくなってから一般雇用で転職活動

という選択肢もあります。

障害者雇用はデメリットしかない?一般雇用と徹底比較!

障害者雇用はデメリットしかない?一般雇用と徹底比較!

そもそも障害者雇用にはデメリットしかないと考える人が多いのは、「一般雇用で万全に働ける状態と比較している」から。

しかし、条件面だけで安易に一般雇用を選ぶと、かえってマイナスになることも。

条件面にとらわれすぎず、長い目で見て選びましょう。

そして、一目でわかるように「障害者雇用と一般雇用の比較一覧表」を作りました(`・ω・´)

項目障害者雇用一般雇用
雇用
形態
契約社員が多いが
正社員も増えている
正社員が多い
職業間接部門の
事務職が多い
専門職から
技能職まで多数
年収300万円
(事務職でフルタイム)
平均436万円
(令和元年現在)
管理職難しい可能性あり
職場
環境
障害や特性を理解して
もらえながら働ける
障害や特性関係なく、
同じ環境で働く
残業ほぼゼロ企業によるが、
大抵「ある」
福利
厚生
さまざまな
福利厚生を
受けられる
豊富な企業は
倍率が高く
入社しにくい
総評年収は低いが
働きやすい
年収は高いが
再発リスクあり
障害者雇用と一般雇用の比較一覧表

一見、一般雇用のほうがいいと感じる人も多いかもしれません。

しかし、一般雇用で社会復帰する最大のデメリットは「再発して働けなくなってしまう」こと。

一般雇用で、精神障害や発達障害に悩む人が転職しにくいのは

「再発による早期離職」というリスクを企業が避けている

というのが1番の理由。

ぼくも一般雇用で転職しようとした過去がありますが、250社からお見送りされました(´・ω・`)

特に精神障害や、発達障害の二次障害(特性が理解してもらえず、精神疾患を患う)の経歴があると、

「スーパーのワケあり品」のように見られてしまいます。

そんな転職のしにくさから、そもそも休職を隠して転職する人もいますが……。

再発したときに休職歴がばれてしまいますと、経歴詐称になってしまう危険性もあり、ハイリスクな選択肢。

もし、一般雇用で働くと決めたら

  • 週5フルタイムで問題なく動けるのが前提条件
  • 風通しの悪い職場や、パワハラ上司にあたる覚悟も必要
  • 最低でも面接で、休職について前向きに話す

ということを忘れないようにしましょう。

▼話し方に迷ったら、転職エージェントへの相談がおすすめ!

関連記事:リクルートエージェントはうつ病で休職してても登録できる?経験談を交えて解説

まとめ:障害者雇用がデメリットしかないのはウソ!

障害者雇用はデメリットしかないのはウソ!

本記事では、障害者雇用はデメリットしかないのかどうかについて解説しました。

障害者雇用には年収や昇進というデメリットは確かにありますが、

長く働き続けられる環境に、身を置くことができる

というメリットの方が大きいです。

精神障害や発達障害に悩む人が1番警戒しておきたいのは「再発」

地獄のようにしんどい日々を、もう1度味わいたくないですよね。

そのうえ、発症から1年半以上の再発だと、傷病手当金がもらえない可能性も高いです。

(再就職してから1年以上で、社会的治癒が認められたときは例外)

そうなれば、高い年収を一時的にもらっても、元も子もありませんからね。

定年が70歳になり「長く働くこと」が求められる今だからこそ、

社会復帰の第一歩として障害者雇用も検討してみてはいかがでしょうか。

また、障害者雇用の求人は

  • ハローワーク
  • 障害者に特化した転職エージェント
  • 就労移行支援事業所

で主に取り扱っています。

しかし、ハローワークはブラックな求人が多いのでおすすめできません。

極力、転職エージェントもしくは就労移行支援を活用しましょう!

下の記事では、当事者のぼくがおすすめするサービスを紹介していますので、よかったら読んでみてくださいね!

関連記事:【当事者が厳選!】うつ病におすすめの転職エージェントや就労移行支援8選【発達障害も】

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

ではでは、今日も皆さま生きててえらい!

▼障害者雇用での就職を目指す、2人の戦士にインタビューしました!

関連記事:精神疾患=就職できないをぶち壊せ!atGPジョブトレ通所者にインタビューしてきた!