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dodaチャレンジから紹介されないって本当!?うつ病当事者が突撃取材

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dodaチャレンジは紹介されないって本当!?うつ病当事者が突撃取材

2024年7月に再度取材を行い、一部情報を更新しました。

dodaチャレンジから求人を紹介されないんだけど……。

こんな悩みを持っている人もいるのではないでしょうか?

以前、dodaチャレンジから断られた人の評判と特徴【体験談あり】で紹介したように「求人を紹介してもらえない」という口コミはたしかにあります。

とはいえ「紹介されない、ハイ終わり!」では到底納得いきませんよね。

そこで、うつ病当事者であるぼくが、「dodaチャレンジから求人を紹介されない現象」の真相に迫ります。

  • 求人は身体障害がほとんど?
  • 紹介されない人の特徴とかあるの?
  • 他にも紹介されない背景ってあるの?

この記事を読み終わった後には、こんな疑問の答えがわかりますよ( ˘ω˘ )

この記事を書いた人

大手メーカー(機械設計・新卒採用)→ うつ病 → 復活4年目┊X(Twitter):フォロワー1.1万人┊メンタル心理カウンセラー資格保持┊オンライン相談で120人以上の悩みを解決┊「Abema Prime」「newsランナー」他出演┊さらに詳しい自己紹介

目次

dodaチャレンジは身体障害以外紹介されないという噂

dodaチャレンジは身体障害以外紹介されないという噂

dodaチャレンジで求人が紹介されない理由として「身体障害以外求人がないから」という噂があります。

そんな噂の真相を、これから一緒に暴いていきましょう!

dodaチャレンジは身体障害向けしか求人がないという噂

dodaチャレンジに登録しても一切紹介されない、という口コミの多くは「精神障害」もしくは「発達障害」でした(ぼくもそのうちの一人です)。

このこともあってか、「dodaチャレンジは身体障害しか取り扱っていないのではないか?」という意見もたくさん見られます。

とはいえ

利用者

精神障害・発達障害も対応してるって書いてるやんか!!!

とお怒りモードの人も多いはず。

……ということで。

なにやらインスタ映えしそうなオブジェにいます、じんとです。

取材に来ました
1日に取材2件で、若干疲れ気味(atGPジョブトレの取材後に撮影)

茶番はさておき、今回はグランフロント大阪にある「パーソルダイバース 関西オフィス」にうかがい、営業担当とキャリアアドバイザーへ突撃取材してきました!

精神障害向けの求人数が極端に少ないわけではない

早速ですが、「精神向けの求人は少ないんですか?(ド直球)」と聞いてみましたが……。

(こんな聞き方したら、間違いなく出禁ですw)

「身体障害向けの求人を1とすると、精神障害も1と考えておけばいい」とのこと。

あれ?思ったより多いぞ??

そうです、ネット上の噂で流れている「身体障害者限定の求人」というものはほとんどありません。

特に、2024年時点では精神障害向けが増えて、半々くらいになっています

この背景として、以下のようなものがあると教えてくださいました。

  • 精神障害が障害者雇用義務の対象となった2018年から時間が経ち、受け入れ体制が整った
  • 法定雇用率が2.3%から2.5%に引き上げられた
  • 身体障害者の62.5%が50代以上と高齢化

※参照元:厚生労働省「令和5年度障害者雇用実態調査結果報告書」

しかしながら、地方では「接し方やノウハウがわからないという理由で、採用に二の足を踏む企業が多い」といのこと。

  • 自分や周囲が配慮すべきこと
  • 残業時間などの業務調整
  • 症状の再発防止のためにできること

こういった情報があまり流れていないことが、1番の課題なのかもしれません。

少数ですが「危険な作業を伴うので、てんかんの人は厳しい」といったように、業務内容と障害や特性が合わないときは断られることもあります。

余談ですが、会社のバリアフリー整備が十分でないことなどから、身体障害が断られる場合もあるとのこと。

これは、正直意外でしたね。

\精神障害向け求人も多数!/

dodaチャレンジから紹介されない可能性のある人

dodaチャレンジから紹介されない可能性のある人

とはいえ、dodaチャレンジから紹介されない可能性がある人が全くいないかと聞かれたら、そうではありません。

話をうかがうなかで、以下の2つに当てはまる人は紹介されない可能性があるとわかりました。

  • 自分の特性を理解していない
  • 事務職をしたくない

詳しく解説しますね。

自分の特性を理解していない

求人を紹介されない原因で最も多いのが「自分の特性を理解していない」ことです。

身体障害であれば「〇〇が不自由だから、△△の配慮をしてほしい」ということがわかりやすいでしょう。

一方で、精神障害や発達障害の場合、原因がはっきりしないこともあって十分な自己理解に時間がかかります。

具体的には

  • 精神障害の場合:体調の波を安定させる工夫
  • 発達障害の場合:自分の障害特性と対処法

を説明できるようにしておかなければなりません。

なぜかというと「dodaチャレンジとの面談で、自分の特性について聞かれる」から。

ぼくも以前dodaチャレンジに登録し、キャリアカウンセリングを受けたときに、下のような質問を受けました。

  • 体調の波はどうですか?
  • 通院頻度は月にどれくらいですか?

当然ですが、一般雇用の転職エージェントではこのような質問はありません。

そして、なぜdodaチャレンジがキャリアカウンセリングで特性について聞いてくるのかといいますと、「障害者雇用の面接では、必ずといっていいほど特性について聞かれるから」です。

しかも、企業の担当者が納得するように説明しなければいけません。

  • どういった強みや弱みがあるか
  • 上司や同僚にどういった配慮をお願いしたいか
  • (精神の場合)不安が強いときどういったサインが出るか

このようなことは、面接でほぼ間違いなく聞かれるでしょう。

そのため、dodaチャレンジに登録した人は、キャリアカウンセリングまでに自己分析をしっかり行うのをおすすめします。

事務職をしたくない

2つ目は「事務職をしたくない人」です。

なぜなら「dodaチャレンジが持つ求人のうち6割が事務職」だから。

たしかに軽作業や専門職の求人もあります。

しかし、事務職と比べると圧倒的に少ないため、転職先の候補から事務職を外さないようにしましょう。

また、事務職として働くためには、

  • Word(ワード)
  • Excel(エクセル)
  • PowerPoint(パワーポイント)

といったマイクロソフト製品を使いこなせることが必要不可欠です。

以前の職場で、書類の作成や表計算、プレゼンをしていた場合は実務経験をアピールすることで対応できます。

しかし、パソコンを全く使わない職種の場合は、転職活動の前にスキルを上げておく必要があります。

じんと

事務職未経験の人は「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」の資格を取るのも手です。

ただし、パソコンスキルより大切なのは「自分の障害に対する理解」。

せっかく資格を持っていても、障害を理解していなければ転職成功は難しいでしょう。

▼MOSがどんな資格なのか、詳しく知りたい方はこちら

dodaチャレンジから紹介されないという意外な背景

dodaチャレンジから紹介されないという意外な背景

dodaチャレンジから紹介されないという背景で、今回取材するまでわからなかった「意外な」ものが2つありました。

この章で詳しく見ていきましょう。

  • 正社員限定が特別狭き門ではない
  • 障害者雇用は関東が多い

正社員限定が特別狭き門ではない

意外かもしれませんが「正社員希望だから求人がなかった」という噂は間違っています。

なぜなら、dodaチャレンジが持つ求人は、正社員と契約社員がほぼ半々だからです。

じんと

「正社員:契約社員=3:7」ぐらいだと思っていましたので、これは意外でした。

また「障害者雇用だと、契約社員でも高確率で『正社員』もしくは『無期間の契約社員』に昇格できる」ということもあまり知られていません。

1年間継続して働き、面談をおこなったうえで企業とマッチングしたら、そのまま正社員に上がれることが多いとのこと。

契約社員と言うと、自動車メーカーによくある「正社員にほぼなれない、3年契約の期間工」のイメージが強いかもしれません。

しかし、障害者雇用における契約社員はマッチングさえすれば正社員登用されやすいです。

そのため、雇用条件は「契約社員も可」にすることをおすすめします。

無期限の契約社員に昇格すると「福利厚生が正社員並みになるケースもある」とのことです。

障害者雇用は関東が多い

次に「障害者雇用は関東が多い」ことです。

実は関西在住のぼくが、お断りされた原因の1つです。

先ほども紹介したように、障害者雇用の6割は事務職。

一般的に事務職は本社機能を持つ場所に多い……つまり必然的に首都圏の求人が多くなってしまいます。

とはいえ、数年前と比べて大都市圏を中心に求人が増えています。

2024年7月時点でdodaチャレンジの公式サイトにて公開されている求人の数は、以下の通り。

  • 大阪府:約230件
  • 愛知県:約150件
  • 福岡県:約110件
  • 【参考】東京都:約600件

また地方でも、都道府県問わず30件以上の求人が掲載されていました。

これに加えて、dodaチャレンジに登録することでアドバイザーから「非公開求人」を紹介してもらえるので、地方でも十分チャンスはあると言えるでしょう。

じんと

余談ですが、ぼくが申し込んだ2020年5月は「1番最悪の時期!!」と総ツッコミくらいましたw

気になる求人があるかも!/

まとめ:dodaチャレンジは紹介されない経験があったけどおすすめしたい

まとめ:dodaチャレンジは紹介されない経験があったけどおすすめしたい
パーソル水をもらいました(※怪しい水ではないです)

本記事では、dodaチャレンジから紹介されない噂の真相や紹介されない人の特徴、意外な原因を紹介しました。

正直なことを言いますと、今回話をうかがうまで障害者雇用の実情を十分に理解できていませんでした。

読んでくださっているあなたも、知らなかったことが多いはず。

  • 「身体障害だけ」という求人は少ない
  • 契約社員から正社員の登用はされやすい
  • 求人の数には地域差がある(関東が多め)

今回取材を進めていく中でこういったことを知ることができ、まさに目からウロコでした!

また、dodaチャレンジは「話しやすい雰囲気を保ちつつ、1人あたり2時間も面談する」とのこと。

実際、今回取材をしたときも話しやすかったですし、2時間が30分に感じるほどあっという間でした。

そしてdodaチャレンジでは「おみやげ」という『面談を通じて自分の特性やキャリアに気づく』ということも目標としています。

例えば、「人と話すことが好きだから営業がいい」という人でも、理不尽なことを言われて体調を崩しやすい場合には「人と話す機会が多い職種の事務」という選択肢を知れることとか。

ぼくも、両手に収まりきらないほどの「おみやげ」を今回の取材で持ち帰りましたからね( ˘ω˘ )

障害者雇用を考えている人は、この機会にdodaチャレンジに登録して「おみやげ」をゲットしませんか?

\無料でおみやげ、ゲットだぜ!/

最後になりますが、今回2時間も時間を取ってくださり、和やかな雰囲気で取材に応じてくださったお二方には本当に感謝でしかありません。

今回は改めて、ありがとうございました!!!

関連記事:【当事者が解説】うつ病から社会復帰するまでのロードマップ【完全版】

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