ミラトレの評判が気になる、という人も多いのではないでしょうか。
結論から言いますと、ミラトレは「良い評判が多いですが絶対数が少ない」です。
いやいや、このページの意味ないやん、閉じよ( ^ω^)・・・
そう思われた方、ちょっと待ってください!
評判の数が少ないなら、精神障害&発達障害グレーゾーン当事者のぼくが直接行ったらいいじゃないか!!
ということで……。
今回は、大阪梅田に2020年2月に誕生した「ミラトレ梅田」に突撃取材してきました!!
筆者の自己紹介

じんと(@Jinto_Jibunpock)
就労移行支援ミラトレのネット上にある評判
数が少ないとはいえ、就労移行支援ミラトレのネット上にある評判を紹介します。
評判は2022年2月現在のものですが、随時更新しますね(`・ω・´)
良い評判
良い評判は、下のようなものがありました。
先ずは、信頼関係を築き休まずに無理なく通所出来ることが目標みたいです。それが出来る様になってから就活に入ります。
息子は派遣会社に登録に行った時、初めて会う方に80%緊張したそうですが、ミラトレのスタッフとはリラックスして話せるようです。面談には2名のスタッフが同行してくれました。
引用元:ミラトレ三鷹 Googleの口コミ
息子が話しやすい方を担当に付けてくださってますが、彼の情報はスタッフ全員で把握しているそうです。
障害者雇用に向けて訓練や相談ができる施設です。スタッフさんもみな優しく親切ですね。
引用元:ミラトレさいたま Googleの口コミ
スタッフも親切だし、プログラムもたのしい。通っている人もいい人ばかり
引用元:ミラトレ上野 Googleの口コミ
名前を変更する前、パーソルチャレンジだった頃に見学に行ったことがある。
引用元:ミラトレ藤沢 Googleの口コミ
スタッフの質が高く、他の就労移行支援事業所ではあまり持っていない資格を持っている人もいた。
良い評判は「スタッフの親切さ」に関するものが多いです。
ミラトレは「パーソルチャレンジ」という、転職エージェントのdodaでおなじみの人材業界の大手「パーソルグループ」の特例子会社で、全従業員の55%が障害者です。
特例子会社とは、障害のある方の雇用の促進、そして安定を図るために設立された会社のことです。
引用元:LITALICO仕事ナビ
障害を持つ人ならではの悩みや生きづらさに寄り添える上に、人材会社が持つノウハウを持っているのは、ミラトレならではの魅力でしょう。
悪い評判
一方で悪い評判もいくつかあります。
体験して感じたことですが全く緊張感がない。就業について真面目に考えているのか疑問。
引用元:ミラトレ三鷹 Googleの口コミ
服装からしておかしい。短パン、サンダルで来る者もいてそれに対してスタッフは指摘しない。
自分の状況が苦しいと、理解されずとても嫌な思いをすることもある。
引用元:ミラトレ大井町 Googleの口コミ
職員の対応が非常に悪かった。
引用元:ミラトレ藤沢 Googleの口コミ
悪い評判に関しても「スタッフの質」に関する点が多かったです。
ただ、会社にも相性のいい人と悪い人がいるように、スタッフと合う・合わないの影響もあるでしょう。
このことを踏まえると、全体的にはいい評判の方が多い印象ですが……。
なにせ絶対数が少ないことが気になったじんと。
そこで……うつ病当事者を代表して、ミラトレ梅田に行ってきました!!
\すでに気になったあなたへ/
※見学無料(交通費は自己負担)
※見学時に強引な勧誘をすることはありません
就労移行支援ミラトレが評判通りなのか確かめてきた

ミラトレが評判通りか、実際に確かめてやろうではないか( ^ω^)・・・
ということで、大阪梅田からお送りします、じんとです。

今回はJR大阪駅から近いオフィスビル「大阪駅前第2ビル」の11Fにある「ミラトレ梅田」にお邪魔します!
受付のお姉さんが「実はじぶんぽっく読みました!!」といってくれて、ちょっと感動するじんと。
……どうでもいいですね←
ということで話を戻し、センター長にお話を伺いました。
じんと:よろしくおねがいします
センター長:よろしくお願いします!
ミラトレのスタッフの評判がいい理由
じんと:早速ですが、ミラトレのイチオシポイントはありますか?
センター長:「利用者さんの長期就労に向けて、スタッフが取り組んでいる所」ですね。ミラトレは人数を増やしすぎずに、支援員のサポートが行き届くようにしています。
じんと(心の声):一人ひとりに対する手厚さって大事ですもんね!だいたい何人ですか?
センター長:ミラトレ梅田だと利用者が20名前後に対してスタッフ7名です。
じんと:3人に1人っ!!!

センター長:就労移行支援サービスの中でも1人当たりの割り当ては少ない方だと思います。この親切さは利用者さん行き届いているみたいで、「体験した人に利用者が話しかけてくれたり教えてくれたりして、ミラトレに決めた」という人もいましたね。
じんと:その利用者さん、さまさまじゃないですか!報酬あげなきゃ(職業病w)
センター長:あとミラトレは「定着支援が多い」んですよね。就職ってやはり最初かなり不安じゃないですか。なじめなかったらどうしようとか、体調悪化しないかとか。
※定着支援…就職先が決まり、入社してから完全に社会復帰できるまでサポートすること
じんと(心の声):めっちゃわかる……(在宅フリーランスやけどw)

センター長:なので、最低でも週に1回は卒業生に電話をかけるようにしています。特に不安障害を持っている人には、週に2~3回連絡を取るように心がけてますね。
じんと:社会復帰したら不安になることとか、しんどくなっちゃうときとかいっぱいありますもんね。味方がいて、定期的にコミュニケーションをとれるだけで安心できますし。ところで、定着率とかどうなんですか?
※定着率…就労移行支援を卒業した人のうち、短期間で退職しなかった人の割合
センター長:「半年以内」という観点で見れば約85%です。ただ、ミラトレは「12か月以内の定着率も約85%」です。
じんと:つまり……採用されて半年以内に辞めなかった人は、ほぼ1年以上続けられた実績があると。
センター長:そういうことです。
じんと:まさに、完全に自立するまでの、継続的な支援!!
事業所で顔パック!?ミラトレのプログラムの特徴
じんと:ところで、ミラトレのプログラムはどんな感じでしょうか。
センター長:午前中は性格分析やビジネスマナーといった、スキルや知識、自己理解についてのプログラムを日替わりで用意しています。ただ、ミラトレの特徴的なプログラムは「午後」からです。
じんと:そんなとんでもないプログラムあるんですか!?
センター長:とんでもないかはわかりませんが(笑) 毎日「疑似就労」の時間を設けています。

じんと(心の声):疑似就労はよくありますよね。他社と比較して、ミラトレならではの特徴ってあるんですか?
センター長:ミラトレでは総務部・環境整備部・企画広報部の3つの部署に分かれて「1つの会社」としているんです。
じんと:何やら実践的で面白そう!企画広報部、ブログ作成するんですね!!(職業病)
センター長:そうなんです。ミラトレでは事業所ごとにブログ記事を更新してまして、利用者さん(時々スタッフ)がブログ更新を担当してるんです。
じんと:いくつか読んだんですが、面白い記事が多かったです!
センター長:ありがとうございます!他にも総務部は「マニュアルの作成」や「求人情報の集計」、環境整備部は「カフェチケットの販売」や「備品の在庫チェック」をしてます。
じんと:ほんまに職場やないですか!カフェチケットっていうのも面白いですね。
センター長:30円と50円の2種類があって、チケットと引き換えに飲み物が飲めるんです。例えば、ミラトレ梅田ではアンバサダーをレンタルしていて、30円でコーヒーが飲めるとか。
じんと:めちゃくちゃお得じゃないですか!前の会社で70円の紙カップのコーヒーを昼休みに買っては「すくなっっ!」って思ってましたから(笑)

引用元:株式会社アペックス 公式サイト
センター長:あれ少ないですよね(笑) 利用者さんの中には「ス〇バは高いし多すぎる」という人もいて、評判がとてもいいんですよね。
じんと:金銭管理も大事ですもんね(遠い目)。他にも特徴的なプログラムはありますか?
センター長:月に1度の特別講座ですね。同じ系列の転職エージェント【dodaチャレンジ】が就職活動でのポイントを教えてくれたり、特例子会社の企業さんが専門をいかした講演をしてくださったりします。
じんと:めちゃくちゃ面白そうです。なんならぼくも行きたいです!笑
センター長:今までいろいろな講座があった中で、1番印象深いのが「事業所での化粧講座」です。実際にメイクしている様子を、化粧品会社のスタッフが指導してくれるんですよ!
じんと:事業所で化粧!?!?

じんと:でも男性はどうするんですか?V系メイクですか?←
センター長:男性には、代わりに「ワックスのつけ方講座」を開いてました。髪をセットする習慣がなかったけれど、講座を通じて習慣づいたという利用者も多かったですね。
じんと:髪型によって、第1印象が大きく左右しますもんね。
センター長:ですね。あとは顔パックもしました。
じんと:事業所で顔パックするんですか!?
センター長:しましたね、「こんなに汚れてるのか」と驚きましたが
じんと(心の声):ぼくがやったら「真っ黒」なりそうやなぁ(ゲス顔)
利用者とミラトレの未来
じんと:ところで、ミラトレ梅田は2020年1月にできたばかりの事業所ですよね。卒業された方はいるんですか?
センター長:開所して1年半で5人卒業しました(2021年6月現在)。ちょうど第1陣が卒業し始めたころですね。職種は事務がほとんどですが、販売も一定数います。
じんと:卒業し始めるまでに結構時間かかってるんですね。
センター長:ミラトレは通所開始から卒業まで平均1年です。たまに2~3か月での卒業を希望される人もいるんですが、必要以上に就職を急ぎ過ぎることはおすすめしていません。
じんと:焦って就職活動しても負担になるし、いいことないですからね(経験談)

センター長:焦ると就職先に対する視野が狭くなるのもありますし、1番怖いのは「再発」ですね。ただ就活するのではなく、自分の病気や特性と深く向き合うということは、長く働く上で絶対重要です。
じんと:ほんとにわかります。ぼくも、うつ病になってから自分と向き合い続けて、今の仕事で楽しく働けてますしね。
センター長:あとは、就職してからのギャップが少ないように、いたるところを職場に近づけるように工夫しています。職場と同じように、出勤や退勤がわかるホワイトボードを用意してるんです。
じんと:これはいいトレーニングですね!前の職場にあったホワイトボードとそっくりですし、必ずといっていいほどどの職場にもありますよね。

引用元:福岡の看板屋 アートエス
センター長:他にも、先ほど紹介した職場を想定したプログラムでは、スタッフが「部長」になって報連相の練習をしています。そしてぼくがCEOです。
じんと:CEO……恐れ入りました!!!(土下座)
センター長:「会長の承認もらって~」みたいなことは、よくあります。ぼくは尼崎のミラトレのセンター長も兼任しているので、ちょいちょいいないんですけどね。
じんと:まさしく「忙しい管理職への報連相」の練習ですね。
センター長:……狙ってます。
じんと(心の声):……ほんまかい!?!?

じんと:最後に、ミラトレは今後どのように進んでいけたらいいなとか考えているんですか?
センター長:もちろん事業所を多くしたいとは思っているんですが……1番大事にしたいのは「利用者さんの長期就労を第一に考えて、運営を継続していく」ことですね。やみくもに事業所を増やして、支援に対する満足度や職場定着率が下がってしまっては、元も子もないですから。
じんと:せっかく働いても、またつらい思いをして辞めてしまうとなるとつらいですもんね。企業・支援員もそうですが、本人が1番悲しいし、自信を無くしてしまう。
センター長:ですね。そして、定着率の話をもう1つ。ミラトレでは一般就労をおすすめしていません。何人か一般就労しましたが、99.99%離職して再通所される方がほとんどですから。
じんと:闇が深い……

センター長:オープン就労を強制してはいないですけど、これからもおすすめはしないかな。
※オープン就労…障害者雇用で働くこと。基本的に障害者手帳が必要
じんと:「働きやすい職場」が社会復帰の成功には必須ですからね。ただ、オープン就労は「給料が安い」とか「仕事がない」とかいうネガティブイメージが先行してますから。もっと生活しやすくなるのがベストですね。
センター長:「精神疾患を患っていても、働きやすい社会」に少しでもしていきたいですね。
まとめ:就労移行支援ミラトレは評判以上の魅力あり

今回取材してみて、ミラトレの評判が高い理由がひしひしと伝わってきました。
すでに評判としてあがっている「サポートの質」はもちろんのこと
- 就職後とのギャップの少なさ
- 特例子会社とのつながりの強さ
- 細かな部分まで職場を想定した事務所づくり
といったことは、障害者が福祉事業に携わっている「ミラトレ」ならではの魅力でしょう。
また、今回の取材にも快く応じて下さったことはもちろんのこと、実際に行ってからもとても温かい雰囲気の事業所だと感じました。
ミラトレの温かい雰囲気や丁寧なサポートが、社会復帰するにあたって心の支えになり、結果として就職率が高くなっているのではないでしょうか。
とはいえ、実際に見学して確認しないと自分と合っているかが分からないのが就労支援。
ミラトレの事業所は東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫(尼崎)にありますので、少しでも気になった方は近くの事業所を見学しに行きましょう!
※もちろん見学無料です(交通費は自己負担)
じんとがもし体験するなら、特別講座で顔パックしに行きますね(真顔)
\社会復帰への第一歩を踏み出そう!/
※見学無料(交通費は自己負担)
※見学時に強引な勧誘をすることはありません
改めて、今回取材に応じてくださったミラトレ梅田の皆様に感謝です。
本当にありがとうございました!!!