退職代行を使うのって卑怯?
こんな疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
結論から言いますと「卑怯でないことの方が多い」です。
なぜなら、退職代行を使いたい場面は
- 上司からパワハラやセクハラを受けている
- 残業代や退職金で会社と揉めている
- 何度も退職を引き止められている
といったように、「圧力に押しつぶされて体調を崩す寸前」なケースがほとんどだから。
一方で「退職は自分で手続きするのがマナー」と考えている人も多く、「ありえない」という評判も多数。
「ゲームしたいから辞める」という人が代行を使ったら、そう思われるのも無理もないですが……(笑)
加えて、利用者側も信用できる会社を選ばなければ、弁護士法に抵触したり、会社とトラブルになったりする可能性も。
こうなると、あなたが不利益を被ってしまい、せっかく退職したのにストレスは減るどころか増えてしまいます。
中には、「退職できました」と嘘をついて、実際はできていないという『詐欺まがいなケース』まで。
この記事では
- 退職代行は卑怯と言われる理由
- 退職代行が卑怯と言われても使いたい場面
- おすすめの退職代行サービス
について「退職代行を使わなかった結果、社会人3年目にうつ病になった筆者」が解説します。
筆者の自己紹介

じんと(@Jinto_Jibunpock)
退職代行を使うのは卑怯なのか?

最初に紹介したように、退職代行を使うのは決して卑怯ではありません。
「退職は自分で行うもの」という上司や会社の意見は、わからなくもないです。
しかし、退職代行を使いたい人の多くは
- しつこく退職を止められる
- 退職すると〇〇するぞ、と脅す
- パワハラやセクハラを受けている
- 「残業代未払い」などのトラブルがある
といった辛い状況におかれてるはず。
会社はこのような心理的プレッシャーをあなたに与えることで、泣き寝入りさせようとしてきますからね。
しかし、退職は「労働者の権利」の1つで、本来は自由にできるもの。
実際、民法第627条第1項では以下のように定められています。
期間の定めのない雇用、つまり正社員として雇われている一般的な正社員の場合、労働者はいつでも退職を申し出ることができます。
また、会社の承認がなくても、民法(明治29年法律第89号)の規定により退職の申出をした日から起算して原則として14日を経過したときは、退職となります(民法第627条第1項)。
弁護士が教える 辞められない人のための退職願|日本法令
そもそも、退職を考えるときは
- 結婚など、プライベートの事情
- キャリアアップ・ビジネススキル向上
- 人間関係や労働環境のストレス
の3つのどれかが理由なことがほとんど。
なかでも、日本では「人間関係や労働環境による精神的ストレス」が理由で辞める人が圧倒的に多いです。
このままストレスを受け続けていたら倒れてしまう……
と、わらをすがる思いで退職を決意します。
そんなときに心理的プレッシャーを与えられたら……。
待っているのは「適応障害」「うつ病」といった『心の病気』です。
ぼく自身、心の病気になった経験がありますが、闘病中はホンマに「生き地獄」でした。
どれくらいなのかは、【経験談】うつ病でつらいこと11選!会社や家族に理解されない苦しみを暴露にて解説しているので、気になった方はぜひ。
- 「退職代行を使うなんて卑怯」と言われても
- 「退職代行なんてありえない!迷惑!」と批判されても
- 「世間はそんな甘くないぞ」と言われても
体調を守るため、限界を迎える前に全力で逃げてください。
退職代行を使うのに数万円はかかりますが、身体はプライスレス。
退職代行を使わずに残り続け、うつ病になり、1年休職。
その後転職活動で250社からお見送りされた、ぼくからのメッセージです。
※今はフリーランスで社会復帰しています。
退職代行は卑怯じゃない!おすすめサービス3選

退職代行が卑怯じゃないことは、お分かりいただけたのではないでしょうか。
じゃあ、おすすめのサービスってあるの?
こう感じた人も多いはず。
そこで、数多くの退職代行サービスの中でも、特におすすめ3社(+女性向け1社)をピックアップしました。
ぜひ、サービス選びの参考にしてみてください。
クリックすると、各サービスの解説に飛べます!
おすすめ①:退職代行ガーディアン

1つ目は、労働組合法人が運営する【退職代行ガーディアン】です。
良い点
- 運営元が「労働組合」という安心感
- 朝日新聞などメディアの掲載実績も多数
- 料金が比較的安め(29,800円(税込))
- 雇用形態問わず同じ料金
- LINEでも相談できる
悪い点
- 転職サポートがない
- 担当によっては事務的な対応
1番の良い点は、「労働組合が運営会社なこと」です。
退職代行サービスの多くは、運営会社のバックグラウンドがわからず
ほんとうに大丈夫なの?
と不安になってしまいますよね。
しかし、退職代行ガーディアンは「東京都労働委員会に認証された労働組合」が運営しています。
言い換えると「法律で正式に認められた労働組合」です。
何より、信頼できる証拠として「朝日新聞」や「LINE NEWS(ラインニュース)」、「CARRER PICKS(キャリアピックス)」などのメディア掲載実績が多数。
これなら、安心して任せられますよね。
一方で、「やりとりが事務的」との声もありました。
「退職を代行してもらえるサービス」と割り切れば問題はないですが、気になる人は他のサービスを選ぶことをおすすめします。
\労働組合が運営する退職代行/
おすすめ②:退職代行オイトマ(OITOMA)

2つ目は、退職ガーディアン同様に労働組合が運営する【退職代行OITOMA(オイトマ)】です。
良い点
- 労働組合が運営しており、有給などの交渉が可能
- LINEで24時間365日相談できる
- 相談回数無制限、追加料金なし
- 即日退職も可能
- 他社より料金が安い(24,000円(税込))
悪い点
- 新しいサービスゆえに評判が少ない
- 裁判が絡むような労働問題の交渉は難しい
1番の良い点は、「LINEで24時間365日対応していること」です。
深夜残業や休日出勤が原因で、退職代行を使いたいと悩んでいる人も多いです。
一方で、多くの退職代行サービスは利用時間が決まっており、忙しいあなたは休みを使うしかありません。
そんな中、退職代行OITOMAは毎日24時間対応しています。
しかもLINEで相談できるので、仕事の休憩時間や通勤時間で相談も可能。
- 今すぐ辞めたい
- 会社と連絡をとるのが嫌
- 有給を消化してから退職したい
といったことを、遠慮なく相談したり、希望を伝えたりできます。
また、相談回数による追加料金は発生しないのも、安心して使えるポイントですね。
一方で、2021年に誕生した新しいサービスゆえに、Web上での評判は少ないです。
そのため、退職代行OITOMAのホームページを見て、他社と比較してから依頼することをおすすめします。
\LINEで24時間365日受付/
▼退職代行OITOMAについて、さらに詳しく知りたい方はこちら!
関連記事:【徹底解説】退職代行OITOMA(オイトマ)の評判は?|特徴・メリット・おすすめの人
おすすめ③:弁護士法人みやび

3つ目は、弁護士が代行してくれるサービス【弁護士法人みやび】です。
良い点
- 弁護士事務所が行う退職代行サービス
- 金銭に関わる交渉が可能
- 弁護士が行うサービスの中では安め(55,000円(税込))
- 雇用形態問わず同じ料金
- LINEでの事前相談が無料
悪い点
- 一般的な退職代行よりは高い
- クレジットカードが使えない
1番の良い点は、「金銭に関わる交渉ができること」です。
弁護士法人みやびは名前の通り、弁護士事務所が行う退職代行サービス。
そのため、残業代の未払いや退職金、損害賠償といった「お金のトラブル」に関する請求が得意です。
- サービス残業が月に数十時間
- 退職金は出さない、と脅された
- パワハラやセクハラが原因で体調を崩した
こんな人にとって、安心できるサービスではないでしょうか。
加えて、金銭トラブルを従業員と抱えるような「ブラック企業」は、退職の時も「違法な主張」をしてくることが多いです。
しかし、弁護士法人みやびは「法律に沿った適切な対応」が可能。
ブラック企業であればあるほど、弁護士法人みやびのサービスの恩恵を受けられるでしょう。
一方で、他の退職代行と比べると料金は高め。
この記事で、おすすめするサービスと比較すると一目瞭然です。
サービス名 | 料金 |
---|---|
退職代行ガーディアン | 29.800円(税込) |
退職代行OITOMA | 24,000円(税込) |
弁護士法人みやび | 55,000円(税込) |
わたしNEXT | アルバイト・パート →19,800円(税込) 正社員・契約社員など →29,800円(税込) |
しかし、「金銭トラブルに対して法的に対応してもらえる」ことを考えると、相応の値段だと言えます。
LINEで無料相談できるので、「ブラック企業と後ずされなく別れたい」という人は、ぜひ候補に入れておきたいですね。
\会社との金銭トラブルはおまかせ/
おすすめ④:【女性向け】わたしNEXT

【わたしNEXT】は、業界初女性向けの退職代行。
女性ならではの悩みに寄り添いながら、雇用形態を問わず依頼できるというメリットがあり、女性はぜひ候補に入れておきたいサービスです。
良い点
- 業界初の「女性向け退職代行サービス」
- 日本経済新聞などメディアの掲載実績も多数
- アルバイト・パートの人は安く利用できる
- 退職失敗したら全額保証
- 転職サポートも受けられる
悪い点
- 男性は使えない
- ナイトワークは対象外
何より、「女性向け退職代行サービスであること」が1番の強み。
あなたは、このような悩みを持っていませんか?
- 上司からセクハラ
- 同僚からマタハラ
- お局からパワハラ
こういった「女性ならではの悩み」への対応を得意としているスタッフが在籍しています。
研修やメディアを通じて、男女お互いに分かり合う努力はしているものの、まだまだ「特有の悩み」を理解し合うのは難しいですよね。
女性の悩みを理解できるからこそ、一緒に戦える。
そんなサポートを受けられるのが、わたしNEXTの強みでしょう。
加えて、以下のように「料金が雇用形態ごとに異なる」のもポイント。
- パート・アルバイト:19,800円(税込)
- 正社員・契約社員・派遣社員・内定辞退:29,800円(税込)
「パート先やアルバイト先を辞めたい」という女性にとっては、ありがたい価格設定と言えるのではないでしょうか。
一方で、「ナイトワークは対象外」とのこと。
具体的には、キャバクラや風俗といったところでしょうか。
ナイトワークで働いていて退職に悩んでいる女性は、別のサービスを検討しましょう。
\女性特有の悩みに寄り添う/
まとめ:退職代行を使うことは卑怯じゃない!

この記事では、退職代行を使うことが卑怯なのかどうかと、おすすめサービスを紹介しました。
退職代行を使うことは、卑怯でないケースが多いです。
ただ単に「ゲームしたくて行きたくない」だけなら、確かに卑怯かもしれません。
しかし、
退職代行を使うか迷う=ストレスで追い込まれている
ということがほとんど。
「自分で退職を言うのが難しい」というあなたは、退職代行という手段を忘れないようにしましょう。
新卒で入社したとしても、卑怯だと言われても、心身の健康にとって代わるものはありませんからね。
最後に、この記事で紹介した退職代行を表にまとめました。
「サービス名」のリンクから各ホームページに飛べますので、気になったサービスから見ていってくださいね!
サービス名 | 特徴 | こんなあなたへ |
---|---|---|
【退職代行ガーディアン】 | ・労働組合が運営 ・LINE相談OK ・やり取りが事務的 | 安心感と コストを 両立したい人 |
【退職代行OITOMA】 | ・24時間365日対応 ・料金が安い ・評判が少ない | 夜勤や残業で 昼間の連絡が 難しい人 |
【弁護士法人みやび】 | ・弁護士事務所 ・金銭トラブル得意 ・料金は高め | ブラック企業から 退職する人 |
【わたしNEXT】 | ・女性向けサービス ・雇用形態別料金 ・ナイトワークNG | セクハラや マタハラに 悩む女性 |
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
ではでは、今日も皆さま生きててえらい!
▼転職も考えているあなたへ、ぼくからのメッセージです。