HSPは人と関わりたくないと感じる瞬間が多いです。
なぜなら、相手の何気ない一言やピリピリした雰囲気などの情報を、人一倍察知しやすいから。
とはいえ「人好き」というHSPさんも多かったりします。
(専門用語では「HSS型HSP」。この記事を書いているぼくもそうです)
この記事を書いた人

特に、ぼくのようなHSS型HSPの人は
人好きだけど、人間関係で疲れてしまう
というジレンマに悩むことも多いはずです。
そこでこの記事では、HSPが人間関係に悩む7つの瞬間と5つの対策について、ぼくの経験談を交えながら紹介します。
最後まで読むと、今より人付き合いでつらい思いをすることが減りますよ!
HSPが人と関わりたくないと感じる瞬間7選

HSPが人と関わりたくないと感じる瞬間は、どんなときでしょうか。
以下の7つについて詳しく解説します。
- 何気ない一言がしんどいとき
- 他人に本音を伝えるとき
- パワハラを受けている人がいるとき
- グループで行動したあと
- 大人数のLINEグループ
- 乗り気がしないイベントに誘われたとき
- 職場
①:何気ない一言がしんどいとき
1つ目は「何気ない一言がしんどいとき」です。
職場やゼミなど、気の合う仲間同士以外のグループで過ごしていると、以下のような人とも話す必要があります。
- 高圧的な人
- 口の悪い人
- 乱暴な言葉を発する人(うざいなど)
このような人と一緒にいると、何気ない一言が気になって疲れてしまいます。

特に、その場にいない人の悪口は、言われる側に共感してしまってしんどくなることが多いですね。
②:他人に本音を伝えるとき
2つ目は「他人に本音を伝えるとき」です。
HSPさんの多くは、自分の意見を伝えるのが苦手。
思った本音や気になっていることを伝えると
嫌われるのではないか
と不安になってしまいます。
以前だとSNSが自分の意見を伝える場所として役立っていましたが、最近では「炎上が怖い」と肩身が狭くなったと感じる人が増えた印象です。
③:パワハラを受けている人がいるとき
3つ目は「パワハラを受けている人がいるとき」です。
これは、ぼくも会社員のころに実感しました。
具体的には、職場で同僚が上司からパワハラを受けて怒鳴られていたときのこと。
怒られている側に共感してしまい、思わず涙腺がゆるくなってしまいました。
加えて、自分がいつ攻撃対象になるのかも不安になります。
パワハラする人に共通した特徴を紹介の記事で紹介したように、パワハラ上司はいじめる対象を選んでいますからね。
意見を言わなかったり、自信が持てなかったりする人は被害者になりやすい傾向にあるため、なおさら怖くなるのではないでしょうか。
④:グループで行動したあと
4つ目は「グループで行動したあと」です。
会社の飲み会やゼミ旅行など大人数で行動したら、解散直後にぐったり。
キャパオーバーで翌日も動けず、発熱して仕事や学校を休んでしまうこともありました。
「全員が楽しめるように気配りできる」という点では幹事向きではあるものの、楽しんでもらうために無意識に動き回りすぎてしまうんですよね。
ある程度楽しんでもらえているとわかって初めて、自分が楽しめる瞬間が来るのもキャパオーバーしやすい原因かもしれません。
⑤:大人数のLINEグループ
5つ目は「大人数のLINEグループ」です。
10年ほど前にLINEが主流になってから、さまざまなグループチャットができました。
仲のいい友達同士ならまだしも、
- 職場やゼミ、研究室
- 趣味仲間の集まり
などで数十人が集まっていると、グループの流れを止めないか気になってしまいます。
その結果、自分の意見がいえないどころか、無難に「了解です」とだけ返しがちです。
⑥:乗り気がしないイベントに誘われたとき
6つ目は「乗り気がしないイベントに誘われたとき」です。
特に社会人になれば、以下のような「めんどくさいイベント」が増えます。
- 行きたくない飲み会
- 休日のゴルフ接待
- 苦手な知人とのお茶
本当は行きたくないと思っていても、「せっかく誘ってくれたから悪いな……」と断れずに行ってしまいます。
もちろん「行ってみたら楽しかった」というケースも多いですが、そうでないときは断らなかった後悔に悩みがちです。
また、仕事もお願いも断れずにキャパオーバーし、体調を崩してしまうこともあります。
最悪の場合、ぼくのように心を壊してしまうかもしれません。
⑦:職場
7つ目が「職場」です。
「7つ目だけくくりが大きすぎるのでは……」と思った方もいるとは思いますが、HSPさんにとって職場という場所自体がしんどいことが多いです。
③で紹介したような「同僚がパワハラを受けているとき」はもちろん
- オフィス内の物音
- 上司からのプレッシャー
- 職場全体のピリピリした雰囲気
といった情報をキャッチして混乱してしまいます。
その結果、仕事に集中できずミスをして、上司から怒られますますしんどくなる「負のスパイラル」におちいることも。
そのため「正直リモートワークの方が楽だった」と感じる人が多いです。
ぼくも今はフリーランスとして自宅で働いていますが、会社にいたころと比べてストレスが激減しました。
HSPが人と関わりたくないと感じたときの対策


ここまで、HSPが人と関わりたくないと感じる瞬間を紹介しましたが……。
全く誰とも関わりたくない、というわけではありません。



そうはいっても、しんどくなるのがつらい……。
こんなあなたに向けて、5つの対策を紹介します。
- 穏やかな環境に身を置く
- 一人の時間をつくる
- 睡眠時間を多めにとる
- 苦手な人と距離を置く
- 職場が合わなければ転職を考える
対策①:穏やかな環境に身を置く
1つ目は「穏やかな環境に身を置く」ことです。
ピリピリした雰囲気ではなく、優しい雰囲気の場所だと「居心地いいな」と感じやすいです。
こうした「居心地のよさ」を察知して、幸せな気持ちになれるのもHSPならではの強みだから。



同じHSP気質を持っている人だったり、優しさのかたまりのような人と一緒にいると、リラックスできるのでいいですね!
対策②:一人の時間をつくる
2つ目は「一人の時間を持つ」ことです。
人付き合いで疲れやすいHSPの人ほど「自分を大切にする時間」を作りましょう。
そうはいっても、こんな人もいるのではないでしょうか?



興味ないけど、ヨガとかアロマとかやったほうがいいの?
ぼくは「自分の好きなことをする時間だったらなんでもいい」と思っています。
自然のある場所へドライブに行くのもよし。
ゲームに没頭するのもよし。
イラストや小説、ブログを書くのもよし。
せっかくの「1人の時間」がストレスになったら、元も子もないですからね。
対策③:睡眠時間を多めにとる
3つ目は「睡眠時間を多めにとる」ことです。
色々なことに気づいて疲れやすいからこそ、人より多く休むのが大切。
ショートスリーパーの人に嫉妬するかもしれませんが、「自分はこういう体質なんだ」と受け入れましょう。



ぼくも、1日7時間半は寝るようにしています。
対策④:苦手な人と距離を置く
4つ目は「苦手な人と距離を置く」ことです。
人同士の付き合いですし、合う合わないはどうしてもあります。
「距離を置くのは申し訳ない」と思うかもしれませんが、自分の身体と心を守るのが最優先ですからね。
上司など簡単に切れない関係なら別ですが、そうでない場合は距離を置くようにしましょう。



人間関係リセット症候群には賛否ありますが、こうした人との関係をリセットするのは個人的に賛成です!
対策⑤:職場が合わなければ転職を考える
5つ目は「職場が合わなければ転職を考える」ことです。
雰囲気や物音、怒鳴り声などをキャッチしてしまい、疲れてしまいやすいHSPさん。
疲れた状態が続くと、適応障害やうつ病で休職してしまう可能性も否めません。



ぼくのこのパターンでした。本当につらかったです。
同じ思いをしてほしくないからこそ、限界を迎える前に転職活動することを強くおすすめしたいです!
また、転職活動をするときは「転職エージェント」をぜひ活用しましょう。
- 登録から利用まで、完全無料で使える
- 希望に合った求人を紹介してもらえるので、心身の負担を減らせる
- 職務経歴書や履歴書を添削してもらえるので、自分の強みを企業に伝えやすくなる
ぼくがおすすめしたいサービスは、こちらの記事にて詳しく紹介しています。
気になった方はチェックしてみてくださいね!
まとめ:HSPは環境次第で人と関わりたくないと感じやすい


この記事では、HSPが人と関わりたくないと感じる7つの瞬間と、5つの対策方法を紹介しました。
HSPが人と関わりたくないと感じる瞬間
- 何気ない一言がしんどいとき
- 他人に本音を伝えるとき
- パワハラを受けている人がいるとき
- グループで行動したあと
- 大人数のLINEグループ
- 乗り気がしないイベントに誘われたとき
- 職場
HSPが人と関わりたくないと感じないための対策
- 穏やかな環境に身を置く
- 一人の時間をつくる
- 睡眠時間を多めにとる
- 苦手な人と距離を置く
- 職場が合わなければ転職を考える
疲れる瞬間はたくさんあるし、つらいと感じることもたくさんあるでしょう。
しかしながら、洞察力の鋭さや気配り上手なところは、良い人間関係を築くうえで大きな強み。
この記事で紹介した対策5つはもちろん、「弱みの分だけ強みがある」ことを忘れないでくださいね!
この記事を読んで、少しでも気持ちが楽になってもらえたら、ぼくは嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではでは、今日も生きててえらい!