大雨洪水警報が出ても、仕事は出勤という会社員がほとんどではないでしょうか。
そんなあなたも、子供のころには「大雨洪水警報で学校休み」になって嬉しかったのではないでしょうか。
しかし、大人になると暴風警報以外は強制出勤です。
ひどい場合は、雨台風であったり自宅付近の河川が氾濫したりといった、危険が伴う場合も強制出勤です。
とはいえ、納得いかない人も多いですよね。
(ぼくもそのうちの一人です)
「なぜ大雨洪水警報で学校は休みなのに、会社は出勤なのか?」という疑問について、この記事で一緒に考えていきましょう!
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大雨洪水警報でも仕事は出勤の理由

大雨洪水警報でも通常通り出勤の理由は、以下のようなものがあります。
- どうしても今日中にやらないといけない仕事があるから
- 管理職で、会社の設備などの確認をする必要があるから
- 災害時の人々の生活を守るのが仕事だから
このように、仕事の状況ゆえに出勤の必要がある人がいるのは、紛れもない事実です。
しかし、大半の人が大雨洪水警報で仕事に行く理由は、今から紹介するたった1つでしょう。
大半の人が仕事に行く「たった1つの理由」
大雨洪水警報でも仕事に行くほとんどの人は
「社会人だから、大雨洪水警報くらいで仕事を休むのは非常識だ」
と考えていることが理由でしょう。
到底納得のいくものではありませんが、お客様がいて初めてビジネスが成立するので仕方がないかもしれません。
しかし、正直なところ出勤したはいいが悩みが尽きないですよね。
悩んだ状態で仕事をしても、効率が落ちてしまうのはあなただけではありませんので、安心してください。
実際、ぼくが一人暮らししていた家は川の近くの低地でしたので、河川が氾濫していないか仕事中も気になります。
「社会人だから仕方ない」
と自分に言い聞かせると同時に
「非効率だなぁ」
と疑問に感じながら仕事をしていました。
そもそも、なぜ学校は休みになるのか
とはいえ、学校は大雨洪水警報だと休みになります。
なぜなら、近くの川や海が氾濫しケガや事故につながる恐れがあるから。
特に幼稚園や小学生ですと、登下校の際に氾濫による事故に巻き込まれたら自己責任とは一概にはいえないですし、親としても心配になりますよね。
また、子供が興味本位で、自ら増水している河川や海に近づく危険性もありますよね。
しかし、昨今では、大雨洪水警報が発令した時の対応も自治体によって方針が異なります。
例えば、ぼくが主に幼少期を過ごした奈良県だと、県内の小中高は大雨洪水警報で休みになりました。
奈良県が休みになるのは、河川が多いことや山が多く土砂崩れが多いことなどが理由でしょう。
一方で寝屋川市の小学校は、大雨洪水警報でも休みになりません。
特別警報、あるいは暴風警報が出て初めて休みとなります。
原則として、平常授業をします。
引用元:寝屋川市
大雨洪水警報のなか仕事に出勤するときの悩み

大雨洪水警報でも仕事はあり、出勤することで生じる悩みは以下の3つです。
- 服が濡れることで風邪をひかないか
- 自宅や家族が被害にあっていないか
- 帰宅難民にならないか
悩み①:風邪をひかないか
1つ目は「風邪をひかないか」です。
大雨警報だとどんなに大きい傘をさしていても、激しい雨や水たまりで濡れてしまいます。
特に靴下やズボンなどの足元が濡れてしまったら、底冷えすることで風邪をひきやすくなります。
悩み②:自宅や家族が被害にあっていないか
2つ目が、自宅や家族が被害にあっていないかどうかです。
自宅や家族のことが気になることで、仕事の効率も悪くなってしまいますよね。
特に、共働きで子供だけお休みとなったときは気が気じゃないでしょう。
怖い思いをしていないか、無事かどうかといったことが気になり、仕事どころではなくなります。
悩み③:帰宅難民にならないか
3つ目が「帰宅難民にならないか」です。
大雨で何らかの遅延や運休をする鉄道は多く見られます。
中にはちょっと大雨が降っただけで、すぐ運休するという路線も。(JR阪和線っていうんですけど)
鉄道が遅延や運休になってしまった場合、以下のようなことになりますよね。
- 普段使いなれない通勤路
- 振り替え輸送による混雑
- 帰れない場合は、会社やホテルに宿泊
また、帰宅難民になると仕事の疲れも取れないので、翌日の仕事にも支障をきたします。
ここまで紹介したような悩みがあるにもかかわらず、日本では大雨洪水警報で仕事が休みにならないのが不思議ですよね。
そこで、大雨洪水警報でも強制的に出勤させる会社から、回避できる方法を2つ考えました。
大雨洪水警報の出勤や仕事を回避する方法

最後に、「大雨洪水警報の出勤や仕事を回避する方法」を2つ紹介します。
- 有給を使う
- 転職する
方法①:有給を使う
まずは「有給を使う」ことから考えましょう。
有給は年に5日以上最低取得するよう、労働者に義務づけられています。
しかし、有給をとったことにして実際は出勤していたり、家にPCを持ち帰り仕事をしてたりするもありますよね。
ぼくが以前勤めていた、会社の上司がそうでした。
そこで
「鉄道の運休で出勤困難なため(子供が休みで面倒を見る必要があるも可)、有給を使わせてください。」
と思い切って上司にお願いしてみましょう。
理解がある上司や元々有給の取りやすい社風でしたら問題ないですが、
「社会人としての常識がなっていない!」
と怒鳴る上司もいるかと思います。
しかし、有給を取らせないことは労働基準法違反ですので
「有給取得は労働者の義務です!」
と反論しましょう。
とはいえ、それでも聞かない上司は意外と多いもの。
特に、古い体質の体育会系企業に多いです。
有給を使わせてもらえない場合は、次の方法を考えましょう。
方法②:転職する
有給を使いたいと言って反論された場合、ブラックな企業や職場という可能性が高いです。
大雨洪水警報をきっかけに、ブラック企業から転職するのも立派な方法でしょう。
働き方改革が進んだここ数年では、有給消化率の高い会社が以前より増えましたし、テレワーク制度を導入した会社も多くなっています。
大雨洪水警報のときに有給を使わせてもらえたり、在宅勤務にしたりという柔軟性のある会社に転職することで、悩みが減るのではないでしょうか?
また、「転職先がまたブラック企業だった…」という事態を避けるためにも、転職支援のプロである「転職エージェント」の利用がおすすめ。
サービスの選び方やおすすめのサービスは「【保存版】転職エージェントを選ぶ3つのポイントとおすすめランキング【15社から厳選】」の記事で解説していますので、気になった方はぜひ!
まとめ:大雨洪水警報での仕事や出勤はデメリットだらけ

本記事では、大雨洪水警報での仕事や出勤について考えました。
大雨洪水警報のときに出勤しても家屋や家族、ひいては自分の体調など心配要素が重なり仕事の効率が落ちてしまいます。
つまり、大雨洪水警報のなか出勤し、仕事をするのは本末転倒!
家で仕事をする、有給を取るなどして別の日に効率よく仕事をした方が会社としてもプラスになるのではないでしょうか。
そして、働き方改革が進んでいる世の中にもかかわらず、従業員を守らないような会社は早めに見切りましょう。
健康が1番の資本ですからね。
大雨洪水警報のとき、身を守ることを最優先にできる社会になることを願いながら、閉めたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではでは、今日も生きててえらい!