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メンタルがやられているとき、旅は「生きづらさからの解放」だった話

数日前、1人の少年が自ら息を引き取った。

バイクで日本一周したあとに。

最後のツイートには、ADHDの診断書も投稿されていた。

ぼくは、他人事のように思えなかった。

昨日、ツイートを読み上げた彼女に「やめてくれ……」と言ったほどに、心がぐらっと来た。

その理由はすぐにわかった。

一歩間違えれば、ぼくも同じ道を歩んでたかもしれないから。

※この記事で使われている画像は、全てぼくが日本半周で撮影したものです

目次

適応障害のときに行った日本半周

2019年5月。

社会人3年目の春に適応障害で休職した。

1ヵ月半で復職し、数か月後に再休職してうつ病に悪化したが、今はいったんおいておこう。

2年弱、会社の中で心を押し殺しながら生きてきたぼくが真っ先に思ったのは

「自分の心を取り戻したい」

ということだった。

今でこそASDグレーゾーンの診断がおりていたり、繊細さがHSP気質ゆえだとわかったりしたが、当時は「社会や会社になじめない自分が悪い」と思っていた。

旅に出れば、この生きづらさから解放されるヒントが見つかるかもしれない。そう思った。

2週間近くかけて、奈良から北海道の宗谷岬まで愛車で行った。

津軽海峡以外は自走で。

北海道初日にせたな町で見た夕日で、久しぶりに泣いた。

このとき「やっと自分の感情が帰ってきた」と嬉しくなった。

この夕日は、たぶん一生忘れない

他にも旅に出たことで、たくさんの気づきを得た。

たくさんの人と出会い、会社で感じられなかった「人の温かみ」を感じた。

やっぱり車が好きだし(自動車部品メーカーで働いてて、嫌いになりかけてた)
きれいな景色を見るために生きたいし
自分らしく輝く方法を探したい。

事情があって「日本半周」という形でいったん奈良より西は行かなかったが、すごくいい思い出になった。

それに帰るころには「働きたい」という気持ちも生まれてきた。

一方で、帰宅後1日ほど燃え尽き症候群になっていたのは、今でも覚えている。

今回はこの「旅ロス」について考えたいと思う。

支笏湖にて撮影

旅が終わって「現実」に引き戻された

旅が終わったら、一気に現実に引き戻された。

これはどんな旅行でもそうで、友達と行った海外旅行や恋人との温泉旅行で経験した人も多いと思う。

とはいえ、数日経てば「次〇〇行くために頑張ろう!」と思える。

ただ、これがにメンタルがやられてるときだと、話が変わってくる。

旅から帰ってきた後に待っているのは「生きづらい現実」。

ぶっちゃけ、受け止めるのに時間がかかる。

同調圧力ゆえの生きづらさ。
「鈍感力」が良いとされる世の中。
得意を認め合うのではなく、不得意をけなし合う風潮。

そんな社会で、数十年生きていかないといけない。

老後はある程度自由に暮らせたとしても、会社にいるうちはそうもできない。

……俺はなんのために生きているのだろう。
老後まであと40年もあるし、生き地獄のような感じがする。

推測でしかないが、少年はこのように感じたんだと思う。

社会の「普通」に合わせないといけない。

かといって、無理をして合わせるのもストレスだし、合わせなかったら仲間はずれにされる。

そして、そこに待っているのは「社会不適合者」というレッテル。

旅をしている間は忘れられたし、人の温かみに触れながら社会と繋がれた。

「ここにいてもいいんだ」って思えたからこそ「働きたい」と思えた。

ただ、現実ではこれが通用しない。

適応障害のとき日本半周した後、ぼくもこれで悩んだ。

再起しようと頑張ったけど、結果的には再休職(うつ病に悪化)という形になってしまった。

生きづらさに悩む人が少しでも減ってほしい

ぼくは、なんでここにいるんだろう。

改めて考えさせられた。

さっき「事情があって日本半周で終えた」と書いたけど、ある意味で良かったのかもしれない。

というのも、うつ病で再休職して自〇を考えたとき、佐多岬(九州本島の最南端)でと考えてたから。
(当時の記事はこちら)

つまり、行程とか日時とかが違えば、今こうしてブログを書いていないかもしれない。

ただ、こうしてここブログを書いていない人生もまた、幸せだったのかもしれない。

どっちも「生きづらさ」から離れるきっかけなのだから。

少年も今、生きづらさに悩まされることなく幸せになっていてほしい。

そう心から願っている。

そして、ぼくのように「生きづらさ」に苦しんでいる人はたくさんいる。

「普通ってなんだ?」と思いながら、「普通を求めるモンスター」に日々いじめられて苦しんでる。

そんな人たちにとって、少しでも気持ちが軽くなるきっかけになればいいな。

そう思って、ブログやSNSで発信を続けています。

生きづらさに悩んでいる、まだ知らない誰かのもとへ届くまでは。

つづく。

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