インターンシップ(以下、インターン)先の企業や就活でエントリーした企業から、私服で構いませんというメールが届いたら、どうしたらいいのか悩みますよね。
結論から言いますと、無難にいくならスーツで、印象づけるならオフィスカジュアルです。
ただし、全ての企業で同じ結論とは言えず、参加する企業のカラーによっておすすめの服装は変わってきます。
本記事では、インターンや就活の案内メールで「私服で構いません」と来たときの服装の選び方について、元採用担当が解説します。
インターンや就活で私服で構いませんと言われたらどう捉える?

先ほど、インターンや就活の説明会メールで送られる「私服で構いません」はスーツが無難で、印象づけるならオフィスカジュアルと結論づけました。
この章では、結論づけた理由と、企業のカラーの判断の仕方について紹介します。
結論の理由
結論の理由は「人によって、捉え方が異なるから」です。
服装を指定せず、あえて曖昧な表現をすることで、「曖昧な指示に対してどのように対応するか」を見極めています。
会社に入ると何かと曖昧な指示や対応が多いので、適性はあるかどうかを推し量るのでしょう。
(深い意味はなく、適当に使っている企業もありますが)
ネット上の意見を見てみても……
- 「私服で構いません=スーツでも構いません」なのでスーツじゃないとダメ
- 「私服で構いません」にもかかわらずスーツで来る無難な人はいらない
といったように、人によって考え方はさまざま。
だからこそ、企業のカラーに合わせて見極めることが大切です。
ちなみに、ぼくは17卒ですが、就活で「私服で構いません」と言われたときにはオフィスカジュアルで行ってました。
「落とされたらその時はその時」と考えるようにしていましたが、選考が不利になるなどの影響は特になかったです。
ただし、スーツでもオフィスカジュアルでも共通して言えるのは「清潔感は大切」ということ。
- ヨレヨレのシャツ
- しわしわのパンツやチノパン
- 汚れが目立つ革靴
こういったものは、服装にかかわらず印象を下げてしまいます。
一緒に仕事がしたい、と思わせる身だしなみを心がけましょう。
企業のカラーは何で見極める?
企業のカラーの見極め方は、主に以下の2つです。
- 業界
- 企業サイト
1つずつ詳しく解説しますね。
①:業界から見極める
まずは、「業界」です。
例えば銀行や保険会社に勤めている人は基本スーツですが、ゲーム会社やWeb系の業種だと服装自由なことが多い、といったようなことがあります。
あくまで一般論なので正解とは言えませんが……。
「業界に合った服装」をしておくと「うちの会社に合いそうだな」と人事が考えるようになりやすいです。
以下の表を、ぜひ参考にしてみてください( ˘ω˘ )
業界別・よくある服装
服装 | 業界 |
---|---|
スーツ | 金融・商社・IT(大手)・不動産・公務員 |
オフィスカジュアル | Web・インターネット・通販(内勤)・美容・アパレル・コンサル |
両方 | 広告・マスコミ |
その他(作業着・制服など) | メーカー全般・小売サービス・研究 |
企業サイトから見極める
次に「企業サイトから見極める」ことです。
採用ページにある「現役社員の声」を確認してみると、おおよそ服装のイメージを掴むことができます。
試しにいくつか見てみますと……。
・三菱東京UFJ銀行…スーツ

・リクルート…オフィスカジュアル
・トヨタ自動車(技術職)…作業着
※一部スーツの人も(おそらく管理職)
特に日系企業では「その会社の社員や社風とフィットするか」を採用基準とする傾向にあるため、社員と同じ服装をしていればまず問題ないでしょう。
例えば、フォーマルさが求められる「三菱東京UFJ銀行」のインターンを私服で行くと、会社に合わない服装として評価を下げられる可能性が高いです。
迷った人は、現役社員の服装を1つの判断基準にするとよいでしょう。
また、メーカーのように作業着や制服の人が多い場合は、事務系や内勤の社員の服装を見ると判断できますよ( ˘ω˘ )
インターンや就活で私服で構いませんと言われたときの注意点

一方、インターンや就活で「私服で構いません」と言われたときの注意点もあります。
以下の3つになりますので、1つずつ解説していきますね。
- ラフすぎない
- 派手すぎない
- 高すぎない
注意点①:ラフすぎない
1つ目は「ラフすぎない」ことです。
服装自由の会社でも、Tシャツやデニムジャケット、スウェットにサンダルといったカジュアルすぎる格好は悪い印象を与えます。
Yシャツにジャケット、スラックスといった「スーツに近い服装」を心がけるとよいでしょう。
イメージとしては、デートでちょっとおしゃれな場所に行くときの服装ですね。
また、スニーカーもNGとしている企業が多いので、避けたほうが無難です。
リュックは賛否両論ですが、念のため避けておいた方が安心でしょう。
「じゃあどんなのがいいの?」って感じた方もいるでしょう。
下のリンクにオフィスカジュアルの例がありますので、参考にしてみてください。
注意点②:派手すぎない
2つ目は「派手すぎない」ことです。
- ショッキングピンクのトップス
- 白のスカート
- 赤いハイヒール
といったような「悪目立ちしてしまう」服や格好は控えましょう。
グレーや紺、ベージュなどの「控えめな色」や「落ち着いたデザイン」を選ぶと外れることはないです。
また、女性で注意が必要なのが、「派手なアクセサリー」や「露出が多い服装」。
これらも就活では控えておくようにしましょう。
▼悪目立ちは「服装」だけでなく「行動」も注意しましょう!
関連記事:インターンシップで無能に思われるのが怖い!理由と対策を元採用担当が紹介
注意点③:高すぎない
意外と注意したいのが「高すぎない」ことです。
- CEOが持つようなブランドバッグ
- 10万円以上するブランドスーツ
身分不相応のに高い格好は、意外と周囲から浮きます。
本人が思っている以上に、です。
加えて、「金持ちの子供=プライドが高く扱いづらい」と考える人も一定数いるという点でもおすすめできません。
安すぎるのも素材でわかってしまい目立ちますので、普段の服よりちょっと高めぐらいがちょうどいいでしょう。
スーツカンパニーなどの専門店でも、最近はオフィスカジュアル向けを取り扱っていることが多いですので、1度覗いてみてくださいね!
まとめ:インターンの私服で構いませんは、就活あるあるの序の口

本記事では、インターン先から「私服で構いません」と言われたときにどうしたらいいのかについて紹介しました。
業界や会社のカラーによって捉え方がバラバラな「私服で構いません」の一言。
「その会社にいる自分を想像する」のが、1番の近道ですね。
とはいえ「服装間違ってないけど、自信がない」という人もいるでしょう。
そんなあなたにおすすめしたいのが「就活エージェント」です。
就活エージェントはいわば「就活のプロ」。
どのような服装で行けばいいかどうかも、客観的な目線でアドバイスしてもらえるので、企業の人事からも好印象!
ぼくも、就活生の時に利用した経験があり、第1志望から内々定をいただけました!
こちらの記事でおすすめの就活エージェントを4社を厳選して紹介してますので、気になった方は読んでみてくださいね!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
ではでは、今日も皆さま生きててえらい!