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ブラック企業の定義は曖昧?身体を壊した筆者が解説

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ブラック企業の定義は曖昧?会社が原因で身体を壊した筆者が解説

ブラック企業の定義って、実は曖昧です。

厚労省のホームページではブラック企業について、以下のように書かれています。

一般的な特徴として

① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す

② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い

③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

などと言われています。

引用:https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/qa/roudousya/zenpan/q4.html

しかし、「これがあればブラック企業!」という定義は定められていません。

労働基準法で具体的な定義がないからこそ、同じ企業に勤めていても

Aさん

うちの企業、ブラックだから

Bさん

いやいや、ホワイトでしょ

といったすれ違いがおきています。

しかし、誰がどう見てもブラック企業と言える会社があるのは、紛れもない事実。

本記事では、ブラック企業の定義の曖昧さと「真のブラック企業」の定義を、身体を壊した20代が紹介します。

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じんと(@Jinto_Jibunpock

この記事を書いた人

大手メーカー(機械設計・新卒採用)→ うつ病 → 復活5年目┊X(Twitter):フォロワー1.2万人┊メンタル心理カウンセラー資格保持┊オンライン相談で130人以上の悩みを解決┊まぐまぐにてメールマガジンも配信中┊さらに詳しい自己紹介

目次

ブラック企業の定義は曖昧

ブラック企業の定義は曖昧

冒頭でも紹介したように、ブラック企業の定義は曖昧です。

「うちの会社ブラックでさ~」

という言葉を耳にしたり、口にしたりしたことは、誰もが1度はあるでしょう。

さらには「上には上がいるぜ!」と飲み会で武勇伝になったり……(笑)

しかし、世間では良い評判の企業でも、人によっては「ブラック企業」となり得ます。

理由は、人によってブラック企業の定義が異なるから。

ぼくも世間的には「ホワイト企業」と呼ばれている会社に勤めていましたが、いざ入社してからは「ブラック企業の方が近いのではないか」と感じていました。

「名ばかりホワイト企業」で体調を崩した経験や、友人の話を考慮したうえでブラック企業に多い特徴を考えたところ、以下の3つだと考えました。

  • 残業が多い
  • 年収が少ない
  • 職場環境が悪い

サービス残業やハラスメント、給料の安さといった「典型的なブラック企業」はどれかに当てはまっていることがほとんどです。

しかし、以下ともいえるのではないでしょうか。

  • 残業が多い→お金が欲しい人にとって「ホワイト企業」
  • 年収が少ない→休みが欲しい人にとって「ホワイト企業」
  • 体育会系の職場→年功序列になれている人にとって「ホワイト企業」

これだと、日本中の企業が「ホワイト企業」になってしまうのではないか?と思いますよね。

しかし、日本中の企業がホワイト企業であれば、身体を壊す社員の数はここまで増えないですし、自ら命を落とす人ももっと少ないはずです。

そこで、この記事では「誰か見ても明確なブラック企業」といえる『真のブラック企業』を提案します。

ブラック企業の定義は曖昧でも「真のブラック企業」はある

ブラック企業の定義は曖昧でも「真のブラック企業」はある

ブラック企業の定義は曖昧なんですが、誰がどう見てもブラック企業な、「真のブラック企業」も実は多いんですよね。

とはいえ「真のブラック企業ってなんやねん」と思う方もいるでしょう。

真のブラック企業は、

  • 残業が多い
  • 年収が少ない
  • 職場環境が悪い

3つのうち、2つ以上当てはまる企業です(´・ω・`)

具体的なケースを解説していきます。

ケース①:サービス残業が繰り返される

1つ目は「サービス残業が繰り返される」企業です。

そもそもサービス残業は

「時間外労働をしたけど、残業代が支払われない」

という状態ですから、「残業が多い」「年収が少ない」の2つに当てはまります。

サービス残業が月に1時間とかなら微妙ですが……。

サービス残業が繰り返される会社に多いのは

36協定で指定されている時間や回数を超えるけど、残業しないと仕事が回らない

ということ。

労働基準法第36条により、会社は法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超える時間外労働及び休日勤務などを命じる場合、労組などと書面による協定を結び労働基準監督署に届け出ることが義務付けられているため、一般的に「36協定」という名称で呼ばれています。

引用元:https://www.teamspirit.co.jp/workforcesuccess/law/36agreement.html

そもそも36協定は従業員の健康を守るためにありますから、社員の健康を保証しない「真のブラック企業」と言えるでしょう。

なにしろ違法ですし。

そして、サービス残業を繰り返す会社のほとんどが、以下のような悪循環となっています。

サービス残業が原因で同僚が辞める

→少ない人数で同じ量の業務を回す

労働時間が増える

→人数補充のため、適当に大量に採用する

→ブラックさから入社数か月で退職

→残った人の労働時間が長くなる

常に求人サイトに掲載している

……こうして「人材を使い捨てる、離職率の高い企業」のできあがりです。

加えて、残った社員にしわ寄せが来るので、仕事を休めない負の連鎖。

サービス残業が繰り返される企業に勤めていたら、身体を壊す前に逃げることをおすすめします。

最後に、関連するものについていくつか。

  • みなし残業制度は体感8割ブラック
  • 給与未払いは論外(笑)
  • 労働条件の偽造はもっと論外(笑)

残業代で退職を悩んだときは、残業代請求を得意とする勝浦総合法律事務所の利用もおすすめです。

ケース②:残業が多いうえにパワハラが続く

次に「残業が多いうえにパワハラが続く」ケースです。

実はぼくも、残業が多いうえにパワハラが続くケースに当てはまっていました。

残業が多い少ないの定義は人それぞれですが、以下の労働環境だった場合は「真のブラック企業」です。

  • 残業が毎月数10時間あって、上司からのパワハラが繰り返し続いている
  • 会社や上司に相談しても、状況が改善しない
  • それどころか、人事評価で不当な扱いを受ける

パワハラや社内ぐるみのいじめで、心身共に追い込むのがブラック企業は大好き。

特に、社会人経験の少ない若者ほど、周囲から見て理不尽でも「自分が成長していないのが悪い……」と考えてしまいます。

「健全な社会人」がわからないから、当然のことです。

そして、余計に頑張ろうとして、さらに怒られての負の連鎖。

経験したことあるからこそわかりますが、ほんまにしんどいです。

ぼくは、残業時間40時間&残業中に上司から「やる気あるんか?」といった精神論で説教されまくっていたら(しかも個室)、身体壊しました。

自分の身体は、自分で守りましょう。

会社は守ってくれません(経験談)。

ケース③:残業ゼロ×年収が少ない×パワハラ

人によっては信じられないかもしれませんが「残業ゼロ」でも「真のブラック企業」なケースもあります。

それは、給与が安いうえに、上司のパワハラが繰り返される場合。

残業がゼロであることで、たしかにリフレッシュする「時間」はできます。

しかし年収が少ないと、生活費を引けば手元にお金が残りません。

また、パワハラなどの職場環境によってたまったストレスは相当なものですから、

休日やアフター5にリフレッシュする時間があっても、人間関係のストレスの方が上です。

有給取得が年間15日以上できる環境です。

その結果、身体を壊しかねません。

ブラック企業の定義を「残業」で決める人も多いですが、残業がすべてではありませんよ。

ブラック企業の定義は曖昧だけど……

ブラック企業の定義は曖昧だけど……

この記事では、ブラック企業の定義の曖昧さと、「真のブラック企業」について紹介しました。

最後に、社会人3年目でメンタルを壊したぼくから、読んでくださったあなたへのメッセージです。

同じ苦しみを味わってほしくないからこそ、伝えさせてください。

身体を壊す前に逃げてほしい

もし、あなたが「真のブラック企業」に勤めていたら、転職活動をすることを全力でおすすめします。

たとえ、今のご時世であっても。

身体が唯一の資本ですから、壊してしまっては元も子もありません。

時には、自分を守るために辞めることも、立派な手段だと考えておきましょう。

特に、うつ病や適応障害などの精神疾患で離職してしまうと、再就職が難しいです。

本当に悲しいことですが、「スーパーのわけあり品」みたいな目で見られ、書類選考でほとんど拒否されてしまいます。

あなたが同じ思いをしないように、今の会社から逃げる選択肢も頭の片隅に入れておいてください。

加えて、転職活動には、以下のようなメリットもあります。

  • 自分の市場価値を知ることができる
  • 客観的に、今の会社を見ることができる
  • 今まで以上に仕事が楽しい可能性がある

転職活動と聞くと「絶対に今の会社を辞めなければいけないのか?」と思われる方も多いでしょうが、実際そうではありません。

就活と違い、内定の際に今の会社の方がいいと感じたら、「転職しない」という選択肢も可能ですからね。

少しでもしんどいなと思ったら、転職活動で外の世界を知る。

「逃げ場もあるんだ」と考えただけで、少し楽になりませんか?

▼劣悪な職場環境かどうか気になる人は、こちらもご覧ください。

関連記事:【経験談あり】職場環境が劣悪と悩む人へ!劣悪な職場に多い特徴とできることを解説

転職エージェントを使ってブラック企業を回避

そんな転職活動ですが、転職のサポーターである「転職エージェント」の活用がおすすめです。

なぜなら、転職エージェントに求人を出すためには、企業がエージェント会社にお金を支払う必要があるため。

つまり「転職エージェントに、人材を紹介してもらえないほどお金がない」ような企業に入社しない対策にもなります。

次の会社で働き続けるためにも、ブラック企業は避けたいですよね。

また、転職エージェントは以下のサービスが無料です。

  • キャリアカウンセリング
  • 書類の添削、面接対策
  • 年収や条件の交渉

ぼくも2020年に転職活動をしたとき、20社以上に転職エージェントを利用しました。

転職エージェントはなぜ無料なのか。

そして「真のブラック企業」から逃れるために、おすすめのサービスはどこか。

2020年に転職活動をしたアラサーが厳選して紹介しました。

よかったら読んでみてください!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

ではでは、今日も皆さま生きててえらい!

▼じんとでよければ、相談乗ります。

関連記事:【Twitterフォロワー2300人企画】じんとのオンライン相談【評判まとめ】

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