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「私の障害について」はどう書く?配慮事項のポイントとテンプレートを紹介します

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「私の障害について」はどう書く?配慮事項のポイントとテンプレートを紹介します
  • 「私の障害について」はどうやって書くの?
  • 配慮事項を書くときのポイントを知りたい

面接での説得力はもちろん、採用が決まった会社で長く働くためにも、配慮事項は納得いくものを書きたいですよね。

僕自身は精神障害の当事者でありながら、フリーランスのWebライターとして働いています。

そのため、自社でも障害者採用を行なっている障害者に特化した転職エージェント「dodaチャレンジ」の担当者に話をうかがいました。

そのなかでおすすめいただいたのは「以下3つのポイントを押さえる」ことです。

  • 自分の苦手なことを整理する
  • 対処法や配慮事項を具体的に書く
  • 配慮事項が対処法より大きくならないようにする

記事の後半では、これらを踏まえてWebライターの僕が書いたテンプレートもいくつか紹介します。

ぜひ最後まで読んでみてください!

この記事を書いた人

大手メーカー(機械設計・新卒採用)→ うつ病 → 復活5年目┊X(Twitter):フォロワー1.2万人┊メンタル心理カウンセラー資格保持┊オンライン相談で130人以上の悩みを解決┊まぐまぐにてメールマガジンも配信中┊さらに詳しい自己紹介

目次

「私の障害について」を書くうえで大切な3つのポイント

「私の障害について」を書くうえで大切な3つのポイント

最初に紹介したように、「私の障害について」を書くうえで大切なのは以下の3つです。

  • 自分の苦手なことを整理する
  • 対処法や配慮事項を具体的に書く
  • 配慮事項が対処法より大きくならないようにする

詳しくみていきましょう。

自分の苦手なことを整理する

苦手なことが自分でわからなければ、対処法や配慮事項を具体的に書くのは難しいです。

また、「今思っている苦手なこと以上に配慮が必要なものがあった」となれば、入社してからしんどい思いをするでしょう。

そのため、まずは「障害特性ゆえに苦手なことを、あなたのなかで整理する」ところから始めましょう。

例えば、あなたが以下のことで悩んでいたとします。

  • 突然の電話対応があると、しばらく手が止まってしまう
  • 仕事を進めているときに別の業務をお願いされると、頭が真っ白になる
  • 仕事の納期が突然早まった場合、不安感に襲われる

これらの3つで共通しているのが「臨機応変な対応」

ここを配慮してもらえるだけでも、かなり働きやすくなるのではないでしょうか。

対処法や配慮事項を具体的に書く

先ほど整理した苦手なことについて、対処法や配慮事項を書きましょう。

このとき「なるべく具体的に書く」のがポイント。

先ほどの例で言いますと、以下のようなものです。

対処法

  1. 業務を依頼されたときに、納期を毎回確認している
  2. 手帳に毎朝その日のタスクを書き出し、優先順位をつけている。そしてタスクごとにふせんに書いてパソコンの周りに貼り、できたものから捨てている。

配慮事項

  1. 差し込みで仕事が入ったときは、どの範囲でどのタイミングでやればいいのかを教えてほしい。

上のように具体的に書くと、一緒に仕事をする姿をイメージできますよね。

じんと

前職はもちろん、就労移行支援・就労継続支援でのエピソードもおすすめです。

配慮事項が対処法よりも大きくならないようにする

一方で、気をつけたいのが「配慮事項が対処法より大きくならない」こと。

配慮事項のほうが多いイメージを持たれてしまうと、「わがままな人だな」と見た人から思われるためです。

以下の2つを心がけ、「自分なりに頑張って対処はしてるんだな」という印象を持ってもらいましょう。

  • 特性と対処法がなるべく関連づいている
  • 配慮事項のあとに対処法を書く

とはいえ、「配慮事項の数が多い=悪い」というものではありません。

「大きく見せないように工夫する」だけでも、見た人からの印象は大きく変わります。

そして、ここでおすすめしたいのが、「障害者雇用に特化した転職エージェント」の活用。

何人もの転職をサポートしたアドバイザーが、「私の障害についての見せ方」を一緒に考えてくれますよ!

なかでも「dodaチャレンジ」は、運営元のスタッフのうち6割以上が障害者雇用。

転職支援はもちろん、自社での採用の経験に基づいて「面接官目線のアドバイス」が受けられます。

もし気になったら、下のボタンから公式サイトをのぞいてみてくださいね!

採用目線でのアドバイスが魅力◎/

「私の障害について」のテンプレート3選

「私の障害について」のテンプレート3選

ここまでをの内容踏まえて、dodaチャレンジの担当者に監修いただきながら「私の障害について」のテンプレートを以下3つの場合で作成しました。

その他の障害や配慮事項が異なるときは、このテンプレートをもとにあなたの対処法や配慮事項に書き換えてくださいね!

  • うつ病
  • ASD(自閉スペクトラム症)
  • ADHD(注意欠如・多動性障害)

うつ病の人の例

まずは、うつ病の人の例から紹介します。

障害概要

  • 診断名:うつ病
  • 手帳:精神保健福祉手帳 3級
  • 通院 / 服薬:月1回(水曜日午前)/ 朝晩各1回
  • 就業許可:有

特性・対処法

私はうつ病を患っており、体調の波が不安定になることがございます。ですが、安定して働けるように下記3点を心がけ、週5日8時間問題なく動けております。

  1. 起床、就寝時間を一定にする
  2. 通院や服薬を欠かさず行う
  3. 特にデータ入力やチェックなどの集中しやすい業務は過集中になりやすいため、適宜休憩をとる

配慮事項

前述の特性に対して自己対処は行なっておりますが、自己対処だけでは難しい下記3点についてご配慮いただけますと幸いです。

  1. 生活リズムを一定にし、高いパフォーマンスを継続するために残業の配慮をお願いいたします
  2. 通院のため、月1回水曜日にお休みをいただけますと幸いです
  3. 過集中になっている様子が見えた場合は、お声がけいただけますと切り替えがしやすいです

ASD(自閉スペクトラム症)の人の例

続いて、ASD(自閉スペクトラム症)の人の例です。

障害概要

  • 診断名:自閉スペクトラム症(ASD)
  • 手帳:精神保健福祉手帳 3級
  • 通院 / 服薬:月1回(水曜日午前)/ 朝晩各1回
  • 就業許可:有

特性・対処法

私は自閉スペクトラム症と診断されており、以下のような特性があります。

  1. マルチタスクが苦手
  2. あいまいな指示を汲み取るのが難しい
  3. 過集中になる(主にデータ入力業務)

これらに対し以下の対策を立て、業務を遂行しております。

  1. 毎朝始業前にタスクを整理し、優先順位を決めている
  2. わからない箇所はその場で質問をし、メモを取るようにしている
  3. 特にデータ入力業務のときは、適宜休憩を取るようにしている

配慮事項

前述の特性に対して自己対処は行なっておりますが、自己対処だけでは難しい下記4点についてご配慮いただけますと幸いです。

  1. 通院のため、月1回水曜日にお休みをいただきたいです
  2. 差し込み業務があるときは、現在のタスクとどちらを優先すべきかご教示いただけますと幸いです
  3. 指示に具体的な期限や判断基準を入れていただければ、業務をスムーズに進めやすいです

ADHD(注意欠如・多動性障害)の人の例

最後に、ADHD(注意欠如・多動性障害)の人の例を紹介します。

障害概要

  • 診断名:注意欠如・多動性障害(ADHD)
  • 手帳:精神保健福祉手帳 3級
  • 通院 / 服薬:月1回(水曜日午前)/ 朝晩各1回
  • 就業許可:有

特性・対処法

私は注意欠如・多動性障害と診断されており、以下のような特性があります。

  1. マルチタスクが苦手
  2. 打ち合わせなどの時間を忘れてしまう
  3. 他の物事に気を取られ、ケアレスミスが生じる

これらに対し以下の対策を立て、業務を遂行しております。

  1. 毎朝始業前にタスクを整理し、優先順位を決めている
  2. 5分前に通知機能をつけ、通知が鳴ったら作業を中断して準備をする
  3. 完了後すぐに提出せずに、1度チェックする

配慮事項

前述の特性に対して自己対処は行なっておりますが、自己対処だけでは難しい下記3点についてご配慮いただけますと幸いです。

  1. 通院のため、月1回水曜日にお休みをいただきたいです
  2. 差し込み業務があるときは、現在のタスクとどちらを優先すべきかご教示いただけますと幸いです
  3. 細心の注意を払っておりますが、どうしても抜けもれが生じることがあります。後の工程にご迷惑をおかけするのを防ぐため、ダブルチェックをお願いしたいです

「私の障害について」の書き方と関連してよくある質問

「私の障害について」の書き方と関連してよくある質問

最後に、「私の質問について」の書き方と関連してよくある質問についてまとめました。

志望動機を書くときのポイントは?

以下の3つを心がけましょう。

  • 応募企業について感じた魅力
  • どのようにして自分が貢献できるか
  • 自分と応募企業での関連性

具体的な書き方については「障害者雇用で志望動機を考える3つのポイント!Webライターが作った例文も」の記事で詳しく書いていますので、ぜひ読んでみてください。

障害者雇用で求められることは?

dodaチャレンジの担当者によりますと、以下の5つが求められるとのことです。

  • 自分の障害を把握している
  • 素直に仕事をやってくれる
  • 通院や服薬が安定している
  • 基本的な生活ができる
  • 自治体や支援員、家族のサポートがある
じんと

障害の把握は「私の障害について」を書くためにも大切ですし、必ずやっておきましょう!

面接で障害についてどう説明したらいい?

「私の障害について」と同じように、「できること」と「サポートをお願いしたいこと」を伝えましょう。

面接官が「あなたがその会社で働くイメージ」を持ってもらえるように心がけるといいですよ!

まとめ:「私の障害について」のテンプレートを活用し、社会復帰を成功させよう

まとめ:「私の障害について」のテンプレートを活用し、社会復帰を成功させよう

この記事では、「私の障害について」を書くときのポイントとテンプレートを3つずつ紹介しました。

改めて、3つのポイントを振り返りましょう。

  • 自分の苦手なことを整理する
  • 対処法や配慮事項を具体的に書く
  • 配慮事項が対処法より大きくならないようにする

この3つのポイントとテンプレートを活用し、内定をゲットしてくださいね!

そうは言っても

悩む人

書き方、本当にこれで大丈夫かな……

という人もいるでしょう。

そんなあなたには「障害者雇用に特化した転職エージェント」の利用がおすすめ。

専任アドバイザーが「あなたの配慮事項の見せ方」を一緒に考えてくれるので、書類でお見送りになる可能性がグンと減りますよ!

なかでも自社で特例子会社を持ち、障害者雇用の採用を行なっている「dodaチャレンジ」では、採用する側の目線に立ったアドバイスを受けられます。

無料で登録できますので、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。

採用目線で寄り添うサポート◎/

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

ではでは、今日も生きててえらい!

関連記事:うつ病の人に本気でおすすめしたい転職エージェント7選!精神疾患を経験した人が紹介

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