クラッシャー上司からのマイクロマネジメントがしんどい。彼らの心理と対策を紹介

マイクロマネジメントをするクラッシャー上司がしんどい。

このような状況にいると「自分が無能なのが悪いんじゃないか……」と責めたくなりますよね。

仕事が上司のためになるからつまらないし、何をしても怒られる。

こうなれば、やる気をなくしてしまうのも無理はないでしょう。

結論から言いますと、マイクロマネジメントをするクラッシャー上司の心理状態は以下の3つ。

お気付きの方もいるでしょう。

悲しいかな、クラッシャー上司自身が「まずい」と思うきっかけがないと変わらないものです。

そして、この記事を書いた僕も新卒時代のパワハラ上司からのマイクロマネジメントを受けた経験があります。

「自分が無能なのが悪い」と毎日責め続け、社会人3年目にうつ病で休職して絶望しました。

あなたに、同じ思いをしてほしくない。

だからこそ、早めに以下5つの対策を行うのをおすすめしたいです。

この記事で詳しく紹介しますので、気になった方はぜひ最後まで読んでみてください。

クラッシャー上司に多いマイクロマネジメントとは？

マイクロマネジメントとは、クラッシャー上司に多い「部下の行動や成果を過剰に管理・監視するマネジメント」のことを指します。

具体的には以下のような行動です。

上司はどのような心理なのか、またそのまま耐え続けたらどうなるか。

この記事で詳しくみていきましょう。

マイクロマネジメントをするクラッシャー上司にある3つの心理

クラッシャー上司がマイクロマネジメントをする背景には、「自信のなさ」と「過剰な承認欲求」が隠れていることが多いです。

ここでは、特に多い3つの心理状態について詳しく解説します。

部下に仕事を任せるのが怖い

マイクロマネジメントをする上司は、部下に仕事を任せる自信がありません。

こういった「部下を信頼していない状態」から行動を制限しようとします。

そのため、あなたは息苦しさを感じるだけでなく「信頼されていない」というショックを感じるでしょう。

部下から尊敬されたい

先ほど紹介したように、マイクロマネジメントをするクラッシャー上司は、自信がありません。

そのため、本来の仕事の成果ではなく、部下を支配することで尊敬されている感覚を得ようとします。

このように「自己顕示欲を満たすため」だけ指示をするのが、クラッシャー上司。

部下は、マイクロマネジメントでやる気をなくしてるだけなんですけどね……。

自分が熱心だと思いこんでいる

マイクロマネジメントをする上司で厄介なのが、「自分は熱心に指導している」と本気で思い込んでいること。

このように考えているため、マイクロマネジメントを悪いものだと思っていません。

そして、これは「運動系の部活で熱心だった顧問や先輩」に近いものがあります。

マイクロマネジメントをする人は「体育会系気質のパワハラ上司」に多いですし、育ってきた背景の影響もありそうですね。

クラッシャー上司からマイクロマネジメントを受け続けた結果

マイクロマネジメントをするクラッシャー上司のもとに、このまま居続けたらどうなるでしょうか？

以前X（Twitter）で多くの反響があった内容をもとに、特に多い3つの末路を紹介します。

パワハラ上司にありがち。そんな「マイクロマネジメント」についてまとめました。 pic.twitter.com/44s2egUwPe

— 後藤 迅斗（じんと）＠じぶんぽっく (@jinto_jibunpock) May 24, 2023

これらはいずれも「ゆっくりと進んでいく」ので、気づきにくいのが厄介です。

「気づいたら心が限界だった」という人を、僕は何人も見てきました。

そうならないためにも、いま一度チェックしてみてください。

仕事がつまらなくなる

すでに薄々感じているかもしれませんが、マイクロマネジメントをされ続けると仕事は確実につまらなくなります。

自分の判断で動けず、常に「上司の目」を気にして仕事をする状態になるからです。

こういったことが続くと「上司のための仕事」に早変わりします。

それでいて、このタイプの上司は部下に感謝することがめったにありません。

その結果、「上司に怒られないかどうか」ということばかり考えてしまい、ますますしんどくなるでしょう。

▼こうした状態を「学習性無力感」といいます

成長する機会を失う

マイクロマネジメントをする上司のもとで働くと、あなたは確実に成長する機会を失います。

自分で考えて判断する場面が奪われて、成功・失敗を関係なく積み上がるはずの「経験値」が得られなくなるからです。

仕事で成功したら「もっと頑張ろう」と思えるし、失敗しても経験を積むことで成功に近づけます。

こうした一連の流れこそ、「やりがい」や「達成感」につながるものでしょう。

一方、マイクロマネジメントをする上司だと、どんな仕事でも上司がすぐに指摘します。

その結果「成功も失敗もない日々」が続き、やる気をなくしてしまうのも無理はありません。

メンタルダウンで休職する

マイクロマネジメントを受け続けることによる最悪のシナリオが、うつ病や適応障害など「メンタルダウン」での休職。

僕はこのパターンに当てはまり、1年以上働けない日々に絶望しました。

今は社会復帰できてますが、正直「パワハラ上司によるトラウマ」はなかなか消えませんでした。

この記事を読んでくださっているあなたには、同じ苦しみを味わってほしくないと心から思います。

マイクロマネジメントをするクラッシャー上司から身を守るための対策5つ

そんなマイクロマネジメントをするクラッシャー上司から、自分の身を守るにはどうしたらいいでしょうか？

以下の5つの方法について紹介します。

どれも「いますぐ職場を変える」という話ではなく、今の状況から少しずつ抜け出すための現実的な行動です。

意見と理不尽を見極める

まずは、マイクロマネジメントをする上司から言われたことが「意見」なのか「理不尽」なのか、冷静に切り分けてみましょう。

ここを見誤ると、必要以上に自分を責めてしまい、しんどさが倍増してしまいます。

電話の言い回しに例えて紹介しますね。

上のような場合は、「意見」に当てはまります。

他の部署の人やお客様からの信頼を損なわないためにも、大切なことですから。

一方で、下のようなものはマイクロマネジメントによる「理不尽」です。

右から左に受け流しましょう。

話せる同僚を持つ

上司からマイクロマネジメントを受けていても、話せる同僚がいるだけで心の負担は大きく減ります。

悩みを共有できる相手がひとりいるだけでも、「自分だけじゃないんだ」と気持ちが軽くなるからです。

また、人事の方にお話をうかがったところ「パワハラの1番の証拠は『上司や同僚などの第三者からの証明』」とのこと。

職場でひとりでも仲の良い人がいれば、いざという時あなたの味方になってくれるでしょう。

上司の上司に相談する

自信がないクラッシャー上司ですが、えらい人には「同じ人かと思うくらい」のレベルでペコペコ頭を下げます。

そのため、上司の上司に嫌われるのを恐れて、改善してくれるかもしれません。

また、クラッシャー上司が聞く耳を持たなかった場合でも、配置換えや部署異動といった別の方法を提案してもらえる可能性があります。

社外の人と定期的に会う

会社の人としか会わない日々が続くと、世界がどんどん狭くなっていきます。

特に「就職を機に上京」など、地元を出た人にありがちです。

しかしながら、会社のなかにいると「会社のなかの常識＝自分の常識」に感じるもの。

例えば、「パワハラが当たり前」の会社だと「パワハラされる方が悪い、甘え」と考えるような。

これを防ぐためにも、以下のように「会社という枠組みがない、フラットな目線で話せる人」と定期的に会いましょう。

どんなに優秀でも、マイクロマネジメントによって「できない自分が悪い」と考えてしまいがちですからね。

僕が話を聞くこともできます

転職活動をする

以下のような場合は、無理に今の職場で踏ん張るよりも、転職活動を視野に入れることをおすすめします。

転職活動をしたからといって、必ず退職しなければいけないわけではありません。

外の世界を知った結果「今の会社がなんだかんだ1番」と思うのも、1つの正解ですから。

「今の会社や上司が全てじゃない」と思えるだけでも、気持ちが軽くなります。

不安に感じるかもしれませんが、ぜひ一歩踏み出してみてください。

そのうえで「転職活動をしてみよう」と思ったのであれば、「転職エージェント」を使うのがおすすめ。

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下の記事でさらに詳しく紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね！

マイクロマネジメントをするクラッシャー上司についてよくある質問

最後に、マイクロマネジメントをするクラッシャー上司について、よくある質問にお答えします。

まとめ：マイクロマネジメントをするクラッシャー上司から離れて

この記事では、マイクロマネジメントをするクラッシャー上司の心理やできる対策について紹介しました。

クラッシャー上司から受けるマイクロマネジメントは、想像以上に人生に悪い影響を与えるもの。

この記事で紹介した対策を実践し、早めに身を守りましょう。

とはいえ、次のように悩む人もいるでしょう。

そんなあなたにおすすめしたいのが、僕が提供するサービス「じんとのオンライン相談」です。

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

ではでは、今日も生きててえらい！

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