- ダブルバインドする人の心理が気になる
- パワハラ上司がこれなんだけど、かわし方ってあるの?
ダブルバインドとは「どちらを選んでも責められる状況に追い込まれること」。
ひとつのメッセージで「Aをしてね」と言われ、別の場面では「Aをするな」と真逆のメッセージを受け取る状態を指します。
そんなダブルバインドを受け続けると「どうしたらいいのかわからない……」と悩みますよね。
特に良くあるのが、以下のようなものではないでしょうか?
上司「わからないことはどんどん聞いてね」
→わからないことを上司に確認
→上司「それくらい自分で考えろ!」
→自分で考えてやってみた結果、失敗
→上司「なんで聞かなかった?」
結論から言いますと、こうしたダブルバインドする人の心理には次のものがあります。
- 自信がない
- 感情のコントロールが苦手
- 権力へのこだわりが強い
実際、僕の新卒時代のパワハラ上司がまさに「ダブルバインドする人」でした。
「自分で考えろ」と「なんで聞かなかった」が延々と繰り返され、自己肯定感は地の底。
その結果、社会人3年目にうつ病で休職し、1年近く働けませんでした。
あなたに、僕と同じ苦しみを味わってほしくない。
そう思って、以下の5つのかわし方を紹介します。
- 相手を観察する
- 前提条件を確認する
- 言い返してみる
- 第三者に相談する
- 転職活動をする
この記事を最後まで読むと、今より少し気持ちが軽くなりますよ!
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ダブルバインドとは?

ダブルバインドとは、「相手から矛盾する2つの指示やメッセージを受け取り、どちらを選んでも否定されてしまう心理的な拘束状態」のことです。
聞いたら「自分で考えろ」と言われ、聞かなかったら「なんで聞かなかった」と怒られる。
このように言葉と態度が一致しないことから、受け取る側は常に「正解のない選択」を迫られます。
そして、受ける側は強い混乱や不安に悩み、「どう動けば正しいのか」「自分が悪いのでは?」と責めてしまいます。
上司と部下はもちろん、親子関係など「上下のある状況」で起こりやすいですね。
ダブルバインドする人の特徴的な心理

ダブルバインドをする人には、共通していくつかの心理的特徴があります。
相手をコントロールしたい気持ちや、自分の不安を隠そうとする行動が、矛盾した指示につながることも珍しくありません。
特に、以下の3つの心理が強い場合、ダブルバインドが起きやすくなります。
- 自信がない
- 感情のコントロールが苦手
- 権力へのこだわりが強い
あなたの身近な人に当てはまる部分があれば、相手は無意識のうちにダブルバインドをしているかもしれません。
自信がない
自分に自信がない人は、相手の行動や成果に過敏になり、矛盾した指示でコントロールしようとすることがあります。
その不安定さが、ダブルバインドにつながりやすいのです。
結果として、以下のような気持ちから自分の指示をコロコロ変えて正当化しようとします。
- 部下の意見を従いたくない
- 部下がうまくいっているのを見たくない
- 自分の指示が間違っていたのを認めたくない
自分が無価値の人間だと思いたくない、一種の防衛行動だといえますね。
▼部下の行動を細かくチェックする「マイクロマネジメント上司」も同じです

感情のコントロールが苦手
感情の起伏が大きい人は、その場の気分で言うことが変わりやすく、矛盾した指示につながりやすい傾向があります。
特に、劣等感を筆頭とした「マイナスの感情」の処理が苦手。
気持ちが安定しないため、一貫したコミュニケーションが取れなくなります。
その結果、自分が劣等感を抱く人や反撃しなさそうな人に対して、ダブルバインドで混乱させて攻撃。
自分が頑張るのではなく、相手をメンタルダウンさせる「不戦勝」を狙おうとします。
じんと元上司も、僕に対して学歴コンプレックスを抱いてました。
権力へのこだわりが強い
上下関係を強く意識する人は、「上である自分が正しいべきだ」という固定観念を持ちやすく、指示に一貫性がなくなりやすくなります。
「上司や先輩の言うことは絶対」という環境で育ってきたのもあるでしょう。
苦しい思いをされたのかもしれません。
このとき、「自分が苦しい思いをしたから、部下に同じ思いをさせないようにしよう」と感じる人が多いものです。
しかし、ダブルバインドする人の場合は「自分が楽になるために、部下に同じことをしよう」と思います。
こうして「上」と「下」の関係ができ、権力を使って服従を求めようとするのです。



ダブルバインドする人が気分屋だと、なお悲惨なことに……
ダブルバインドする人に対するかわし方


ダブルバインドは、こちらがどれだけ誠実に対応しても消耗しやすく、本当にしんどいものです。
ですが、いくつかのポイントを押さえておくと、相手の矛盾に振り回されずにすむようになります。
大切なのは「相手を変えようとしない」こと。
かわし方を知っておくだけで、あなたの負担はかなり軽くなります。
この章では、次の5つの方法を詳しく紹介します。
- 相手を観察する
- 前提条件を確認する
- 言い返してみる
- 第三者に相談する
- 転職活動をする
相手を観察する
ダブルバインドをかわす第一歩は、相手の言動を「主観ではなく構造として見る」ことです。
感情で受け止めるのではなく、パターンとして観察することで、相手の矛盾に巻き込まれにくくなります。
例えば、「自分で考えろ」と言われてひとりでこなして失敗し、「なんで聞かなかった?」と言ったとします。
これには、以下のケースがあるのではないでしょうか。
- 身の安全につながるようなミスだから、早めに相談してほしかった
- 「自分で考えろ」にも限度があるだろ
- 聞いてくれたら、めんどくさいことにならなくて済んだのに
(「自分で考えろ」と言ったのを覚えていない)
1つ目のケースだとしたら、「注意されるのもやむを得ないな」と感じるでしょう。
けれど、2つ目や3つ目のケースだとわかれば、モヤモヤするのではないでしょうか。
そして、2つ目や3つ目のケースだとわかったら「自分が無能だから悪いんだ……」と責めないでくださいね。



自分責めが重なると、僕みたいにうつ病に……
前提条件を確認する
矛盾した指示に振り回されないためには、「相手が何を基準に判断しているのかを明確にする」ことが大切。
具体的には、以下のようなイメージです。
以前、わからないことは質問するようにおっしゃっていたので、自己判断で進めるよりお聞きしたほうがいいかと思いまして……
このとき「そういえば俺、前に『わからないことは聞いてね』と言ったな」と気づいてくれるかもしれません。
1度でもダブルバインドをされた経験がある人は、ぜひやってみてください。
それでも状況が変わらない場合は、3つ目以降の行動をとりましょう。
言い返してみる
相手の矛盾に黙って耐え続けると、「この人は押せば折れる」と認識されやすく、ダブルバインドがエスカレートします。
だからこそ、ダブルバインドが何回も続いたときは、言い返してみるのがおすすめです。
このとき、単に論破するのなく、「どの段階で聞けばいいのか?」などの「基準」の話し合いを提案しましょう。
提案するときの例
以前、〇〇さんが「わからないことは質問して」とおっしゃっておりましたため、このような状況に私は困惑しております。手戻りなく仕事を進めたいので、どの段階で質問すればいいのかご相談したいです。



僕も言い返してたら変わってたのかもしれません。
とはいえ、このような回答が返ってくるケースも多いでしょう。



そんなの知るか!だからお前はダメなんだ!
このようなときは、次以降の行動をとりましょう。
第三者に相談する
ダブルバインドの渦中にいると、正常な判断がしづらくなり、「自分が悪いのでは……?」と感じやすくなります。
だからこそ、次のような「当事者ではない第三者」に相談するのがとても有効です。
- 上司の上司や同僚
- 家族、恋人
- 会社以外で仲良い友人
誰かに話すだけでも気持ちが軽くなりますし、上司であれば配置換えや異動を考えてくれるかもしれません。
ずっとひとりで抱え込んでますますしんどい思いをする前に、勇気を出して話してくださいね。



「じんとのオンライン相談」にて、ダブルバインドを経験した僕が話を聞くこともできます!
転職活動をする
ここまでのかわし方を試しても、状況が改善しないこともあります。
- 上司の上司に相談したけど、配置換えや異動がなかった
- 社内で仲良い人がおらず、いじめのターゲットにもされた
- 微熱や胃腸炎で休むことが増えた
ここまで来ると、あなたの努力では状況を変えられない段階に入っています。
このようなときは、環境そのものを変える選択肢も視野に入れてよいでしょう。



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ダブルバインドをする人の心理が気になる人からよくある質問


最後に、ダブルバインドをする人の心理が気になる人からよくある質問をまとめました。
まとめ:ダブルバインドする人の心理を知ってうまくかわそう


この記事では、ダブルバインドする人の心理とかわし方を紹介しました。
ダブルバインドする人の特徴的な心理
- 自信がない
- 感情のコントロールが苦手
- 権力へのこだわりが強い
ダブルバインドする人のかわし方
- 相手を観察する
- 前提条件を確認する
- 言い返してみる
- 第三者に相談する
- 転職活動をする
ダブルバインドは、受け続けると心がどんどん削られます。
ですが、冷静に観察してみると「相手の問題であって、あなたの問題ではない」ケースが多いのも事実です。
この記事で紹介したかわし方を実践しつつ、あなたの大切な心を守りましょう。



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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではでは、今日も生きててえらい!




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