ウーバーイーツ配達員などで副業が浸透し始めた今、確定申告が20万円以上の売上により必要な方も多いでしょう。
Webライターとブログで生活しているぼくも、ウーバーイーツ配達員を副業で行っています。
そこで、2021年2月に確定申告に行ってきたフリーランス1年目のぼくが、確定申告の体験談を交えながら解説します。
ウーバーイーツ配達員が確定申告をする理由
そもそも、ウーバーイーツ配達員は、配達員アプリでもしきりに言われているように、なぜ確定申告をしなければならないのでしょうか。
それは、ウーバーイーツ配達員は個人事業主扱いで、税金を引かれずに給料が振り込まれているためです。
アルバイト経験のある方はわかると思いますが、正社員でなくても給料が振り込まれる前に税金が引かれています。
よって給料が振り込まれると同時に税金を納めているため、確定申告に行く必要がありません。
また、アルバイトにも年末調整を導入していることが大半で、1月の給料が少し増えて
「ラッキー」と思った経験がある方も多いでしょう。
しかし、ウーバーイーツ配達員では税金が引かれていないため、極端な話でいうと「所得隠しや脱税」となり得ます。
このようなことから、確定申告にマイナスイメージを持たれる方も多いかもしれません。
しかし、フリーランス1年目のぼくが、はじめて確定申告をした感想は
- 思っているよりは簡単
- 将来に役に立つ
ということです。
ウーバーイーツ配達員が確定申告をする流れ
フリーランスでウーバーイーツ配達員もしているぼくが、確定申告をする際の流れを紹介します。
- 会計ソフトで売り上げの合計を計算する
- 経費を計算して入力
- 会計ソフトで申告書が表示されるので、そのまま記入
いや、なんかややこしいやんけ(;^ω^)
と思った方も多いでしょう。
僕も正直な話、ややこしいなと思いながらカタカタ計算してましたし
確定申告相談会で税理士さんに相談した時に、「書き方が全然違う」と言われたときは絶望しました。
(診ていただいた税理士さん、申し訳ない……)
しかし、ぼくはあることに気づきました。
最初の1年は帳簿付けと資料さえ持ってきていれば、なんとかなるということに!
帳簿付けは会計ソフトにお任せ!
そもそも、帳簿付けというのがめんどくさいと感じる方もいるでしょう。
しかし、フリーランス1年目で会計の知識皆無のぼくでも、マネーフォワードクラウド確定申告を利用することで、帳簿付けを簡単にすることができました!
具体的には
- 簡単入力で、家計簿感覚で入力できる
- 銀行口座やクレジットカードとの連携もできる
- 確定申告書がソフト上で作れる(電子申告も可能)
といったことで、確定申告書に必要な書類を自動で作ってくれる優れモノ!
しかもクラウド状なので、ソフトをインストールする手間もありません!
また、ウーバーイーツ配達員を副業でしているだけの人は、白色申告という簡単な帳簿付けで問題ないです。
マネーフォワードクラウド確定申告では、白色申告専用のソフトもあるのも魅力的なポイント。
気になる方は、以下のリンクから見てみてくださいね( ˘ω˘ )
そして、マネーフォワードクラウド確定申告を使うと、書類の作成までソフトが行ってくれるので、
確定申告の会場に行って、長蛇の列に並ばなくても申告できます。
ただ、1年目に関しては、紙に転記して確定申告会場に行くことをおすすめします(理由は後述)。
初心者向けに、確定申告をサポートしてくれる
先ほど、初心者は確定申告会場に行った方がいいと紹介しましたが、
実は確定申告の会場には、確定申告に必要な書類の記入ををサポートしてくれる人がいます。
(念のため、各自治体のサイトは確認しておきましょう)
確定申告の書類を作って持っていくと、確認から手続き、申告までを係の人からサポートしてもらえました。
私の住んでいる自治体では、アルバイトの人がデータ入力を行い、疑問点などあれば税務署の人と3人で一緒に解決するシステム。
ただ、確定申告で大切なのは「証拠」となるデータなので、お金に関する書類はすべて持参するくらいの気持ちでいきましょう。
マネーフォワードクラウド確定申告にはスマホ用のアプリもありますので、
パソコンで帳簿付けする方は、事前にスマホ版の使い方を確認することをおすすめします。
なぜなら、当日税理士さんや税務署の人に
「ここどうやって計算したん?」
と聞かれるからです。
(僕はアプリの使い方がわからず、当日苦戦しましたw)
ウーバーイーツ配達員が確定申告をするコツ
ウーバーイーツ配達員が確定申告をする際のコツですが……。
経費として計算できるものを増やすことです。
経費として計算できるものは、実はたくさんあります。
ざっくりいうと「仕事に関連する!」と胸を張って言えるものは、大半経費になります。
例えば、ウーバーイーツ配達員では
- 配達に使う、自転車やバイクの車両費
- モバイルバッテリーやリュックなど、配達に必要な小物
- ウーバーイーツ配達員同士で、情報交換するときの飲食代
といったものが、経費に含められます。
ただし、プライベートで使う分は引いておいた方がいいでしょう。
例えば、ウーバーイーツに使っているバイクを毎朝通勤でも使っているという人は
購入額の7分の2が「ウーバーイーツの経費」と計算しておくと、税理士さんから聞かれたときに説明しやすいでしょう。
また「配達中の昼食代や間食代」は経費として計算できませんので、注意してくださいね。
少しでも、ウーバーイーツ配達員の確定申告で使えるだろうと思ったものは
- とりあえず帳簿付けして
- 当日レシートなどの証拠を持参し
- 税理士や担当の人と相談しながら決める
ということをしておくと安心です。
2年目以降は、自己管理でネット申告できるようになればよしです。
僕も頑張ります(`・ω・´)
おまけ:傷病手当金、給付金について
確定申告に関連したおまけですが、ぼくが確定申告をするうえで疑問に感じて聞いた内容を共有します。
1人でも参考になる方がいれば幸いです。
傷病手当金
ケガや病気などで会社を休んだ場合に支給される「傷病手当金」は確定申告での申告対象にはなりません。
ぼくは2019年末からうつ病で休職し、2020年9月に退職しました。
(ウーバーイーツ配達員は2020年10月末に開始)
2020年、フリーランスになるまでは傷病手当金で生活していましたが、退職時にもらった源泉徴収票には、退職金の額しか書いていません。
疑問に思っていたので、税理士さんに質問してみたら
「傷病手当金は確定申告の対象外ですよ」
ということで退職金の額だけを給与所得として記入しました。
余談ですが、出産手当金も確定申告の対象外です。
給付金
某ウイルスによる不況で支給された「給付金」。
給付金も確定申告の対象外でした。
税理士さん、即答だったので質問を想定していたのかもしてません(笑)
ウーバーイーツ配達員ではじめての確定申告はいい経験

本記事では、ウーバーイーツ配達員などで、はじめての確定申告の人向けに、確定申告の体験談を解説しました。
「確定申告」というと敷居が高いと感じるかもしれませんが、実は定年後は毎年確定申告をしなければなりません。
いずれ勉強することになるというのなら、早めに経験しておくにこしたことはないですよね。
加えて、確定申告を経験すると、お金のことを知るいい機会になります。
めんどくさいと思わず、社会勉強だと思ってチャレンジしていきましょう(`・ω・´)
本記事がウーバーイーツ配達員を筆頭に、初めて確定申告をする方の参考となれば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
▼ぼくのウーバーイーツ配達員記録です。
関連記事:初心者が自転車でウーバーイーツ(Uber Eats)してみた結果【2020年10月】
▼本記事で紹介した、じんと愛用の確定申告ソフトはこちら!
関連サイト:マネーフォワードクラウド確定申告 企業サイト