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29年間表に出せなかった「ウェイ系コンプレックス」について全部言おうと思う

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29年間表に出せなかった「ウェイ系コンプレックス」について全部言おうと思う

キラキラした、いわゆる「ウェイ系」が苦手だ。

簡単に言うと「密フェス」にいそうなタイプ。

男子校で過ごした高校生のときはまだましだけど。

大学生時代が1番ひどくて。

思い返しただけで悔しくなるし、みじめになる。

社会人になったら変わるよ。

そういう言葉を見聞きしては安心していた自分がいた。

新卒で入った体育会系の雰囲気が強いメーカー。

そこは「ウェイ系だらけの世界」だった。

同期も上司もウェイ系。

入社してから自分の課には部下も入らず。

社会人になっても、ウェイ系コンプレックスは変わらなかった。

プライベートもそう。

街コンに行っても、マッチングアプリでも。

ウェイ系には勝てなかった。

趣味のクルマでも。

悔しいかな「スタンス系のウェイ」が輝いて見える。

追いつきたくても追いつけない。

背伸びしても届かない。

同じ「人間」なのに何が違うのかと。

目次

ウェイ系コンプレックスの原点

ウェイ系コンプレックスがはじまったのは、18歳の時だと思う。

高校時代もスクールカーストでは下だったけど、それなりに楽しんでいた。

学校でも塾でも、友達はいたし。

ただ、大学に入って現実を突きつけられた。

周囲はキラキラしてて、女子とも普通に話せる。

70人中70人、男性の学科だったにもかかわらず、高校は共学出身ばかりだったから。

話せる人はいたし、充実したキャンパスライフだったけど。

心のどこかにぽっかり穴が開いた感覚。

中でも1番忘れられないエピソードがこれ。

バイト先にいた後輩くんの話。

見た目や雰囲気は芸能人のアレクサンダーに似ている。

いわゆるチャラめの人で、彼女がいるという話も聞いていた。

ある日、そんな彼から1通のLINEが届いた。

「飲み屋で出会った人とワンチャンあるかもなので、明日バイト変わってもらっていいですか?」

あぁ、こういう世界なんだ。

結局、こういう人を「男らしい」「頼もしい」と思うんだ。

「穏やか」「マジメ」「誠実」よりアレクサンダー似みたいな人がいいんだ。
(社会人になっても、婚活市場はこんな感じ)

この日から、ウェイ系コンプレックスがひどくなったのを、今でも覚えている。

大学卒業してから、変わると思っていた。

だから誰にも「ウェイ系コンプレックス」を言わなかった。

ウェイ系コンプレックスは社会人でも直らず

しかし、最初に言ったように、ウェイ系コンプレックスは社会人でも直らなかった。

就活の時に、会社の雰囲気を見極められなかったことは反省してる。

「ウェイ系に身を投じたら、コンプレックスを克服できる」と思っていた自分がどこかにいたのかもしれない。

ただ、コンプレックスを克服する未来は、幻想にすぎなかった。

  • 上司の言うことは絶対
  • 女遊びの激しい先輩たち
  • コンパ行きまくる同期

乗り切れない自分に対して負い目を感じ、ますますネガティブになった。

むしろ悪化したといっても過言ではない。

1番思い出深いエピソードは、ウェイ系が言ったこれ。

もちろん、全員が全員じゃないけど。

ウェイ系にはパワハラやモラハラ、DV気質の人が多い気がする。

ぼくの知っているウェイ系の半数くらいかな。体感として。

そして、ウェイ系の多い会社に入ったから、異性関係もライトなものが多い。

コンパの話は、毎週のように月曜日のランチの話題だった。

何度か行ってやめたけど。

上司たちも、風俗の話ばかりだった。

実は1度だけ行ったことあるけど、生理的に受け付けなくなって、上司と揉めた。

価値観の問題だから、仕方ないとは思う。
(風俗嬢が嫌とか、そういうのではないです。誤解を生まないように補足)

車で克服しようとした時期がありました。

Twitterで人気の高い「スタンス系」ってやつで。
(簡単に言うと「ワイスピ」に出てくるような車)

ただ、どうしても違法改造になってしまう。

それに、段差を気にして、いきたいところに行けないかもしれない。

踏み切れたら変わったのかもしれへんけど、結局踏み切れずじまい。

仕事は、成果が目に見える。

頑張ったら頑張った分だけ報われる。

パワハラが原因のうつ病からも立ち直り、実は月収も前の会社を上回った。

それだけでなく、自信もついた。

一見、良いことかもしれない。

けれど、仕事によって、プライベート面でのコンプレックスにフタをしていた。

気づいてなかったの半分、向き合いたくなかったの半分。

けど、このままじゃ状況は良くならない。

だからこそ「この記事でありのままを明かそう」と決めた。

ウェイ系コンプレックスを乗り越えるために色々したけど……

ウェイ系コンプレックスを乗り越えるために、たくさんのことをしてきました。

それっぽい遊びをしに行ったり。

コンパに誘われたら、とりあえず行ってみたり。

ウェイ系グループになじもうと努力したり。

なんとなく、ウェイ系が使いそうな言葉選びをしたり。

ワイスピみたいな車に憧れたり。

好きなタイプの女性が、ウェイ系を好きそうなタイプだったのもあるから余計。

でもそういう女性には「ウェイ系の彼氏」がいる。

その現実を知って余計につらいんだけど、周囲にこのことを話せなかった。

友達には「またうまくいかなかった」とだけ。
略奪愛はプライドが許せないし。

だけど、正直しんどかった。

ウェイ系コンプレックスを克服しようとすればするほど、古傷がほじくられた気持ちになる。

知らない人だとしても、街中でウェイ系を見ただけで苦しくなるほどに。

ここまで書くのに、鼻水と涙が止まらない。

これがオナラだったらまだよかったのに、と思うくらいに。

うつが再発するんじゃないか、とも不安になりながら、この記事を書いている。

「公開」ボタンを押して投稿する頃には、少しだけ楽になれてるかな。

以前より『ウェイ系になれなかった自分』を愛せてるかな。

コンプレックスと向き合うきみへ

ぼくの場合はウェイ系に対してだけど、何かしらコンプレックスを持っている人が多いと思う。

学歴だとか。

年収だとか。

恋愛経験だとか。

現実を突きつけられるたびに苦しいし、胸が痛くなる。

死ぬほど気持ちがわかる。

ただ、コンプレックスをひた隠しにして生きるほうがしんどかった。

複雑な家庭環境で育ったこと。

社会人3年目でうつ病になったこと。

転職で250社からお祈りされたこと。

これらを隠さずブログでさらけ出すのは「同じように苦しむ誰かのため」というのはもちろんだけど。

「自分のコンプレックスを自分で認めるため」ということもある。

思いを書くことで、考えを整理できるから。

だから、ぜひ試してみてほしい。

かといって、SNSやブログで発信しろ、というわけじゃない。

抵抗があるなら無理しなくていい。

スマホのメモ帳でもいいし。

Twitterの鍵アカウントでもいいし。

ぼくにこっそり見せてくれたっていい。

書き出すことで、モヤモヤが少しずつ晴れてくるから。

ほんの1%でも前に進めるから。

最後に。

ウェイ系コンプレックスを、これから克服していきます。

ここまで読んでくれたあなたと一緒に、頑張りたいです。

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