KIRIHARE EAP(社員支援プログラム)とはどんなサービス?
こんな疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。
結論から言いますと、KIRIHARE EAPは「従業員の心の健康の状態が分かる、メンタルヘルスケアサービス」。
うつ病や適応障害で休職や退職をする人が多く、頭を抱える人事担当や経営者におすすめできます。
加えて、2022年4月からパワハラ防止法が中小企業にも適用されます。
ハラスメント窓口の整備やストレスチェックの管理をどうしたらいいか、迷っている方もいるでしょう。
そんなあなたに、KIRIHARE EAPの特徴やメリットを、自分がうつ病で1年休職した経験談を交えながら解説します。
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KIRIHARE EAPとは
最初に紹介したように、KIRIHARE EAPとは「従業員の心の健康の状態が分かる、メンタルヘルスケアサービス」のことで、KIRIHARE株式会社が運営しています。
具体的には
- 厚生労働省の定めに対応したストレスチェックシート
- ストレスを判定する心理テスト
- 「リラクゼーション」や「おうちヨガ」などのセルフケア
- 臨床心理士も対応可能なカウンセリング
- その日の気分や感情を記録する「こころ日記」
- 社外で設置し匿名性が担保される「ハラスメント窓口」
といったサービスを受けることが可能です。
このことから、KIRIHARE EAPの導入で、うつ病や適応障害などの「心の不調」を早期発見できます。
これは従業員だけでなく、会社にとっても大きなメリットです。
実はぼく自身もパワハラを受け、社会人3年目にうつ病を患いました。
1年ほど休職しましたが本当に苦しかったですし、またパワハラを受けないかという不安や高い再発リスクにおびえる日々。
(詳しくはパワハラを転職先でも受けないかが怖い!理由と対策をうつ病経験者が解説をご覧ください)
紆余曲折あって、最終的にはフリーランスという道を選んで退職。
そうでなくても、他の企業に転職したり、休職期間の満了で退職したりする人が多いのも心の病気の特徴です。
また、回復した今となって思うのは「つらいのは本人だけじゃない」ということ。
- 人が減った分同僚の仕事量が増える
- 休職や新規採用のコストが増える
- 訴訟や口コミでブランドイメージが下がる
つまり「誰も得しない状態」。
実際、KIRIHAREの公式サイトで
- 休職コスト:約1,500万円/年
- 新規採用コスト:約500万円/年
といったデータが公開されています。
とはいえ、心の病気は目に見えづらく、社内で対策するのは難しいもの。
ストレス対策チェックシートも「結局は上司が見るもの」と考えて、なかなか本音を書けませんからね。
(ぼくもそうでした)
だからこそ、KIRIHARE EAPは画期的なサービスだと感じています。
KIRIHARE EAPの特徴とは

ここまで紹介した、KIRIHARE EAPの特徴とはどういったものでしょうか。
以下の3つについて詳しく見ていきましょう。
- わかりやすい操作画面
- 最適な対策で早期発見
- 万全なセキュリティ体制
特徴①:わかりやすい操作画面
1つ目は「わかりやすい操作画面」です。
社内に新しいシステムを導入するときに気がかりなのは
- 管理画面に慣れるのに時間がかかる
- 操作しにくくて使うのを辞めてしまう
といったことではないでしょうか。
しかし、KIRIHARE EAPは誰でも操作しやすいUI(ユーザーインターフェース)なのが強み。
例えば、産業医への面談依頼メールのフォーマットは以下の画像で、基本的なパソコンスキルがあれば使うことができます。
加えて、管理画面も以下のようにとてもシンプル。
カウンセリング希望者数やハラスメント相談件数はもちろん、心理テストなどで「メンタル不調」と判定された従業員の数などがひと目で分かります。
うつ病や適応障害などは目に見えないからこそ、どれだけの人が不調なのかが見えるのはありがたいですよね。
ぼくみたいに「後から思えば兆候が出てたけど、倒れるまで気づかなかった」という人もたくさんいますし……。
特徴②:最適な対策で早期発見
2つ目が「最適な対策で早期発見できる」ことです。
KIRIHARE EAPを利用すると、以下の4段階に合わせた対策を受けられます。
- 心の健康管理に有効なコンテンツ(ヨガ・自立訓練など)
- 認知心理学に基づいた感情把握アプリ
- 57項目にわたるストレスチェック
- 3種類の心理テスト(うつ度チェック・ストレス(PSS4)・家族関係)
- 定期的なカウンセリング提案
- LINEを活用したアセスメント
特に、ストレスチェックと3種類の心理テストは、うつ病や適応障害の早期発見に効果的。
例えば「うつ度チェック」は、16の評価尺度からうつ病の程度を評価するものです。
うつ病になると、以下のようなものがなくなる(もしくは異常に増える)といった傾向が見られます。
- 食欲
- 睡眠欲
- 性欲
- 好奇心
嘘かと思うかもしれませんが、本当です。
(詳しくは【経験談】うつ病でつらいこと11選!会社や家族に理解されない苦しみを暴露をご覧ください)
だからこそ、欲求に関して主に質問することで、うつ病の兆候がないかをが分かります。
それだけでなく、当てはまった従業員が重症化しないようにアプローチすることはもちろん、以下の3種類のグループに自動で振り分けてくれるのも特徴です。
- メンタル不調者
- メンタル不調予備軍
- 不調でない人
そして、KIRIHARE EAPではそれぞれの段階に応じて、以下のことを行うように従業員にプッシュ通知で知らせます。
- メンタル不調者:プレカウンセリング
- メンタル不調予備軍:セルフケアコンテンツ
- 不調でない人:予防向けコンテンツ・定期的な心理テスト受験

セルフケアコンテンツはもちろん、プレカウンセリングを通じて早めにうつ病に気づけたら、また違った未来だったやろな
特徴③:万全なセキュリティ体制
3つ目が「万全なセキュリティ体制」です。
外部ツールを導入するときに「社員の個人情報が漏れないか」と不安に感じる人も多いはず。
しかし、KIRIHARE EAPでは以下のような「万全なセキュリティ体制」を整えています。
- 2段階認証によるログイン
- 閲覧権限の設定
- Amazonが提供するセキュリティ機能
特に、Amazonが提供するセキュリティ機能は世界最高水準。
サーバー攻撃などのリスクも最小限に抑えられます。
(むしろ、Amazonが攻撃されたら世界的ニュースに……)
会社や従業員のプライバシーにかかわる個人情報だからこそ、セキュリティーが万全なことによって安心して使えますよね。
KIRIHARE EAPを導入するメリット・デメリットとは


続いてKIRIHARE EAPを導入するメリット・デメリットとはどんなものかを見ていきましょう。
メリット
KIRIHARE EAPを導入するメリットは以下の通りです。
- 従業員の休職や退職を減らせる
- 従来のストレスチェックを一元管理できる
- ハラスメント窓口が機能しやすい
何より「従業員の休職や退職を減らせる」のが1番のメリット。
全員とはいえませんが、うつ病や適応障害になりやすい人は「まじめで優秀、周囲への気遣いもできる」ということが多いです。
またの名を「活躍できる優秀な人材」ともいえるでしょう。
そんな彼らはまじめさゆえに「期待されてるし頑張らなきゃ」「ここで負けるわけにはいかない」と調子が悪い自分を隠し、気づいたら限界がきて倒れてしまいます。
加えて、先ほども紹介したように、うつ病や適応障害で倒れた従業員のほとんどは会社が嫌になり退職。
……これって、会社の将来にとって大きな痛手ではないでしょうか。
しかし、KIRIHARE EAP
その結果、メンタル不調で辞める優秀な人材が減り、会社に成長をもたらしてくれるかもしれません。
加えて、社内のハラスメント窓口は「相談したことが本人にばれたらどうしよう」とためらい、活用されていない事例がほとんどです。
この悩みも、KIRIHARE EAPの導入で解決します。
なぜなら
- 社外のプロカウンセラーが対応
- LINEにて匿名で相談可能
- 365日24時間対応
といった外部ハラスメント窓口が利用できるから。
「ハラスメント窓口はあるけど、全く機能していない」という悩みも一気に解決できますね!



これだったらぼくもパワハラ上司通報したなぁ
デメリット
一方で、デメリットは何といっても「お金がかかる」こと。
KIRIHARE EAPを利用すると、1人あたり毎月330円(税込)かかります。
従業員が100人なら3.3万円、500人なら16.5万円といったところで「失敗したらどうしよう」と思うかもしれません。
しかし、1か月間お試しできるキャンペーンを期間限定で行っています!
もし導入してみてしっくりこなかったら、1か月以内に解約すれば実質無料。
これなら、安心して導入できますよね。
KIRIHARE EAPの導入をおすすめしたい会社とは


最後に、KIRIHARE EAPの導入をおすすめする会社とはどういったものかをまとめました。
おすすめしたい会社
以下のような会社にはKIRIHARE EAPの導入がおすすめです。
- メンタル不調による休職や退職が多い会社
- ハラスメント相談窓口が機能していない会社
- パワハラ防止法に向けて対策したい中小企業
特に、「パワハラ防止法に向けて対策したい中小企業」におすすめ!
2022年4月からパワハラ防止法が中小企業にも適用されるようになり、「相談に応じ適切に対応するために必要な体制の整備」も義務付けられる項目の1つ。
つまり、ハラスメント窓口を設けるだけでなく、機能していることが求められます。
パワー・ハラスメントが現実に生じている場合だけでなく、発生のおそれがある場合や、パワー・ハラスメントに該当するか否か微妙な場合であっても、広く相談に対応すること
面談だけではなく、電話、メール等複数の方法で受けられるように工夫
引用元:弁護士法人 デイライト法律事務所
しかし、先ほども紹介したように、社内で窓口を設けても「あてにならない」と感じている人が多いです。
機能させるためにも、外部のハラスメント窓口を設けましょう。
さらに、心の病気を早期発見できることで、休職者や退職者を減らすことができるので一石二鳥。
法律が変わるこの機会に、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
おすすめしない会社
一方で、以下のような会社にはおすすめできません。
- 従業員の休職や退職が少ない会社
- 月に数万円の導入コストが惜しい会社
このような会社は他のサービスを利用しましょう。
まとめ:KIRIHARE EAPとは従業員と会社の両方を守るツール
この記事では、KIRIHARE EAP
KIRIHARE EAPの特徴
- わかりやすい操作画面
- 最適な対策で早期発見
- 万全なセキュリティ体制
KIRIHARE EAPの特徴
- 従業員の休職や退職を減らせる
- 従来のストレスチェックもまとめて管理できる
- ハラスメント窓口が機能しやすい
KIRIHARE EAPを導入すると、従業員のメンタル不調を発見しやすくなります。
このことから、うつ病や適応障害などでの休職や退職を未然に防ぐことはもちろん、優秀な人材の流出や新たな採用コストの削減にもつながります。
一方で「1人あたり330円(税込)」の料金がかかることがデメリット。
とはいえ、「1,500万円の休職コスト」「500万円の新規採用コスト」「企業のイメージダウン」の3つの欠点と比べれば、はるかに安いのではないでしょうか。
そして、アカウントの登録・ストレスチェックシートのみの利用は無料、有料プランも今だけ1ヶ月お試しで利用できます。
パワハラ防止法が中小企業にも拡大されることになった今、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。