「人材業界はきつい?楽しい?」と気になる方も多いですよね。
ぼくも一時期、人材業界を志望していたので、気になっていました。
そんなときに、Twitterで知り合った人材派遣の元社員、しゅんたさんからお話を聞く機会が!
本記事では人材派遣の元社員目線で、きつい一面や楽しい一面を紹介します。
※本記事の執筆にあたって、本人の了承を得ています。
- 人材業界がきつい、と言われている理由がわかる
- 人材業界の経験者の生の声を紹介!
- 人材業界は、きつい部分もあるが楽しい!
人材業界がきついと言われる理由
まずは、しゅんたさんの話の前に、一般的に「人材業界がきついと言われる理由」を紹介します。
人材業界がきついと言われる理由は、以下の3つです。
- 成果主義
- 残業が多い
- 離職率が高い
理由①:成果主義
1つ目の理由が「成果主義」です。
多くの人材業界経験者が「ノルマがきつい」「飛び込み営業がしんどい」といったことを声に出しています。
人材業界がそもそも営業職ベースとなりますので、営業のきつさと同等と考えればよいでしょう。
特に人材業界は新規営業が多いうえに、人材という「モノではなくヒト」を扱う仕事であることも難しさの一因といえます。
理由②:残業が多い
2つ目は「残業が多い」ことです。
人材業界はこなす業務量が多いため、必然的に残業が多くなってしまいます。
- 新規顧客の獲得
- 既存のお客さんである企業を回る
- 上司やお客さんへの報告資料作り
- 求職者や派遣者へのフォローや面談
人材業界といえば、1番最後の「求職者や派遣者へのフォローや面談」が主な仕事に思われがちですが、実際は営業が8~9割です。
そのため、営業成績やお客様との関係性によって、忙しさが変わってきます。
特に企業の人事部の役職クラスや中小企業の社長と話すことが多いため、資料づくりは慎重に行わなければなりません。
また、企業によりますが、中には固定残業制で一定時間以上は残業代が出ないということも。
(違法なんですけどね)
理由③:離職率が高い
3つ目が「離職率の高さ」です。
人材業界は成果主義や残業の多さから、辞めていく人が多いと言われています。
辞めていく人が多いゆえに、業務の引継ぎがうまくできていないといったことも。
ブラックかどうかは捉え方によりますが
- 20代は、圧倒的に成長できる環境で働きたい!
- 将来は独立や起業をしたい!
という人には出世も早く最適な環境、ともいえます。
ここまでが一般的に言われていることですが、実際はどうなのでしょうか。
人材業界経験のある、しゅんたさんに聞いてみました!
人材業界はきついと感じた経験
では、しゅんたさんが人材業界で実際にきついと感じたことは、どういったことでしょうか。
経験談を、2つ紹介します。
こんにちは!
よろしくお願いします!
こちらこそ、よろしくお願いします!
上司が鬼畜だった
1つ目は「上司が鬼畜だった」こと。
先ほど紹介した「離職者が多い」にもつながりますが、
しゅんたさんのように、中小企業の人材業界だと教育に割く時間がない傾向が強いです。
中途研修は3日でした。
4日目から現場に放り出されましたよ
えぇ!?そんなことあるのかい?
(マ〇オさん風)
もともとしゅんたさんは、別の企業で人事担当をしていました。
人事の業務の知識やスキルはありますが、営業のスキルはありません。
それでいて、上司にノルマ未達についてかなり理不尽に言われて、しんどくなった時期もあったとのこと。
人材業界が……というより「業界問わず会社による」といった話ですね。
当日の朝に……
2つ目は、人材業界ならではのエピソードです。
しゅんたさんは、人材業界の中でも「人材派遣」という、
派遣スタッフの配置や面談、アフターフォローをする仕事をしていました。
ある日、しゅんたさんがとある派遣スタッフの担当になりました。
しゅんたさんは、夜遅くまで喫茶店で派遣スタッフのキャリア相談に乗ったり、気持ちよく働けるように企業さんにフォローしたりしていました。
そして、やっとの思いで派遣スタッフの行き先(A社とします)が決まります。
派遣スタッフさんも、しゅんたさんも喜んでおり……
明日、一緒にA社までいきましょう!
わかりました!
というやり取りを、前日の夜にかわしました。
しかし……。
当日、A社の門には派遣スタッフの姿はなく、一切連絡がつかなくなってしまいました。
しゅんたさんはそのままA社の敷地に入り、謝罪をするしかありません。
しかも似たような事例が、勤務していた2年弱で4~5回あったとのこと。
きついけど、だんだん慣れてきました
それ……あかんやつやん(小声)
人材業界はきついけど楽しいと感じたこと
これまで、人材業界のきつい一面ばかり紹介してきたので
やっぱやめとこうかなぁ……
と感じた方もいるでしょう。
しかし、人材業界ならではの、楽しいこともあります!
そして、楽しかったことは、大手メーカーで採用担当に携わっていたぼくとも共通していました。
ずばり、人材業界が楽しいと感じた瞬間は……
誰かに感謝された瞬間です!!
自分が担当していた人の笑顔を見たときが
1番嬉しかったんですよね!
めっちゃわかる……!
人材業界で勤めていると、企業の人事担当や社長さん、派遣スタッフなど
良くも悪くも多くの人と、仕事を通じて携わります。
- 今の会社で、楽しく仕事をしています!
- 派遣してくれた〇〇さん、すごくできる人だね!
といった風に、直接感謝されたり誰かの笑顔を見たりする瞬間が、楽しい・嬉しいと感じるひとときです。
ぼくも就活生に感謝された時が、
1番嬉しかったんですよね!
めっちゃわかる……!
楽しいことのためには、多少のきついことも頑張れる。
そんな人には、人材業界がハマるのかもしれません。
人材業界はきついけど、楽しいことも多い!
本記事では、人材業界の元社員であるしゅんたさんと対談しながら、人材業界のきつい面や楽しい面を紹介しました。
しゅんたさんは今は都合で退職していますが、人材業界で培った経験を活かして新しい道に歩もうとしています。
人材業界は人を笑顔にする、人から感謝されるのがダイレクトな仕事です。
きつい部分も多いかもしれませんが、その分楽しいことややりがいも多い業界ですよ!
本記事が、人材業界に興味を持っている人の参考になれば幸いです!
お忙しい中、ありがとうございました!
ありがとうございました!
▼本記事で人材業界に興味を持った方は、人材業界の先輩である「エージェント」に話を聞こう!
▼今回対談いただいた、しゅんたさんが気になった方へ。
しゅんたさんのTwitter:https://twitter.com/TSUSHUN_sc