福利厚生っていらないものが多い、と聞くと就活生の読者さんは困惑されるかもしれません。
それもそのはず。
リクルートキャリアの調査によれば、2019年卒の就活生978人にアンケートをとったところ、
「福利厚生や待遇の良さ」が「自らの成長が期待できる」に次いで第2位。
「企業の安定度」や「勤務地」と比べても、福利厚生の充実を求める人が多いという結果になりました。
ぼくも就活生の時に福利厚生は「就活の軸」の1つとしていましたが……。
福利厚生をほとんど使いませんでした/(^o^)\
本記事では、20代独身にとって福利厚生でいらないものから、あってよかった福利厚生まで紹介します。
(健康保険、雇用保険などの法定福利厚生は割愛します)
- 福利厚生はいらないものが多い
- 一方で、あってよかった福利厚生もある
- 福利厚生だけで選ぶと、就職後後悔するかも……
福利厚生がいらないものまで充実している企業を、就活生が求める理由
そもそも、なぜ福利厚生がいらないものまで充実している企業を就活生が求めるのでしょうか。
大きく分けて3つあります。
- 金銭面
- 働き方
- 会社の姿勢
理由①:金銭面
1つ目は「金銭面」です。
- 都会に就職したけど、家賃が高すぎる
- 給料がほとんど生活費で消えそう
- 老後までに貯金2000万円もできるのか不安
といった「金銭面の不安」が多いのではないでしょうか?
「給料が少ない」と言われている20代だからこそ、福利厚生でカバーしたいと考えています。
理由②:働き方
2つ目は「働き方」です
昨今は「働き方改革」が叫ばれており、ワークライフバランスを重視する会社も増えてきました。
一方で過労や、パワハラによる精神疾患や自殺など、悲しいニュースは後を絶ちません。
特に就活生は「会社に潰されるのだけは嫌だ」と考えていることが多いため、
年間休日が多かったり有給が取得しやすったりする会社が、人気を集めています。
ぼくも就活で「有給の取りやすさ」は企業選びの1つの基準にしていました。
理由③:会社の姿勢
意外だと思われるのが「会社の姿勢」です。
社会人経験がない就活生にとって
福利厚生が充実している=会社が社員のことを大切にしている
ゆえに、
福利厚生が充実している=働きやすい会社
という考えがあります。
(実際は違うんですけどw)
そのため、就職説明会などで福利厚生の充実さをゴリ押ししている会社が多いです。
有給の取りやすさを重視していたぼくも、福利厚生はかなり充実している会社へ入社することができました。
しかし、正直な話をしますと、福利厚生はほとんど使っていません。
次章以降で
- いらないと感じる福利厚生
- あってよかった福利厚生
を紹介していきます(`・ω・´)
※それぞれ、同世代の友人たちにも調査しています。
福利厚生でいらないもの3選
20代にとって、いらないと感じる福利厚生は以下の3つです。
- 保養所
- ジム、フィットネス
- 社員旅行
保養所
まず「保養所」です。
保養所は、会社が宿泊施設を持っており、社員ないし家族が安く泊まることができる施設です。
旅行好きにはありがたい……と一見感じるかもしれませんが。
使っている人を聞いたことがない/(^o^)\
旅好きの私でも、全く使わずに退職しましたw
保養所と言っても、旅館のように美味しいご飯がついているわけでもないので、普通のホテルに泊まりたくなります。
ジム・フィットネス
意外かもしれませんが「ジム・フィットネス」もいらない福利厚生です。
よくある福利厚生は
「街中によくある某お高いジムを、格安で使える」
といったものです。
しかし、昨今では格安で24時間使えるジムも増えてきており、福利厚生でジムに通うより安くトレーニングができます。
ぼくも、近所にある24時間使えるジムに行っていましたし、友人も同じ福利厚生はあったものの、使っていないという声がほとんどでした。
例外で、会社の中にジムがあり無料で使える!という福利厚生はありがたいと感じる人も多いでしょう。
社員旅行
最後に「社員旅行」です。
社員旅行が20代社会人にとって1番いらない福利厚生ではないでしょうか。
特に20代でしたら、宴会の幹事や余興などを任されることが多く
そのうえで苦手な上司とも休日に関わらなければなりません。
しかも、お金がかかるというダブルパンチ。
社員旅行にお金を使う位なら、友人たちと旅行に行く!という方も多いでしょう。
福利厚生は全くいらないわけではない
一方で、ぼくや同世代の友人が、あってよかったと感じている福利厚生もあります。
- 食事補助
- リフレッシュ休暇
- 借り上げ寮、家賃補助
食事補助
まずは「食事補助」です。
食事補助の福利厚生にも色々なサービスがあり
- 格安で昼食を食べられる
- コーヒー無料サービス
- 朝に残業した人向けの無料モーニング
など、会社によって多種多様です。
中には300円でおいしい昼食を食べることができる会社もあり、
食費の節約だけでなく、仕事の効率も上がるのではないでしょうか。
一方で、社食はあるものの「高くてまずい」会社もありました。
…ぼくが以前勤めていた会社なんですけどね(笑)
社食は利用せず、コンビニか外食をしていました(;^ω^)
リフレッシュ休暇
2つ目が「リフレッシュ休暇」です。
リフレッシュ休暇も会社によりますが「年に1回、〇日間の連休を取ることができる」ということが多いです。
もちろん、年末年始やGW、お盆休みとは別ですよ!
リフレッシュ休暇では、平日移動で格安で旅行に行ったり、混雑していないときに買い物ができたりすることがありがたいですね。
ちなみに私はリフレッシュ休暇を使って、頭文字Dの聖地巡りをしました( ˘ω˘ )
借り上げ寮、家賃補助
3つ目が「借り上げ寮・家賃補助」です。
私は配属先が実家に近かったため全く恩恵を受けていませんが、
同世代の友人たちは声をそろえて「1番あってよかった福利厚生」と言っています。
似たような福利厚生で寮や社宅もありますが、隣近所が会社の人でプライベートな空間が少ないため、
お金だけ補助してもらって周囲を気にせず暮らせる、借り上げ寮や家賃補助制度の方が人気が高いです。
プライベート空間を重視したい方は、ぜひ確認しておきたいポイントです。
福利厚生よりも、大事なものがある

福利厚生は「あるに越したことはない」でしょう。
しかし、福利厚生より大切なことはあります。
福利厚生より大切なのは「社風」と「仕事内容」。
社風が合わなければ、福利厚生が充実していても休みは充実しない。
仕事がつまらなければ、福利厚生が充実していても人生は充実しない。
仕事は1日の1/3、多いときで1日の半分です。
そのため社風や仕事内容が合わなければ、どんなに福利厚生がよくても「本当のワークライフバランス」からほど遠くなります。
福利厚生はコース料理の〆のデザートくらいに考えておいた方が、将来後悔しないでしょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではでは、皆さま今日も生きててえらい!
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https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2019/190131-01/