運営者の後藤 迅斗(じんと)って何者? >>

発達障害の人が退職代行を使うのはあり?リスクと使うべきケースについて解説

記事内に広告を含みます。
発達障害の人が退職代行を使うのはあり?リスクと使うべきケースについて解説
  • 発達障害なんだけど、退職代行は使ったほうがいい?
  • 仕事が特性と合わないし、上司はパワハラだしでしんどい……

この数年で一気に話題となっている「退職代行」。

仕事内容や職場の人間関係で悩んでいるときに、使うべきか迷いますよね。

結論から言いますと、すぐに退職代行を使うのはおすすめできません。

というのも以下のようなリスクがあり、将来のあなたがさらに悩むかもしれないから。

  • 数万円の費用がかかる
  • トラブルに巻き込まれる可能性がある
  • 将来の転職が難しくなる

一方で、以下のようなケースの場合は、退職代行を使ってでも辞めることをおすすめしたいです。

  • 上司や会社が辞めさせてくれない
  • 仕事や人間関係がかなり合わず、二次障害を患うリスクがある【例外あり】

この記事を書いた僕は、社会人3年目に2次障害のうつ病で休職。

当時は退職代行がまだ普及しておらず、本当に苦しい思いをしました。

あなたに同じようになってほしくない!

そんな気持ちと経験談をもとに、この記事で詳しく解説します。

本記事でおすすめするサービスいちらん

退職代行oitoma弁護士法人みやび退職110番
運営元労働組合弁護士弁護士
対応する
働き方
正社員
契約社員
派遣社員
アルバイト
正社員
契約社員
派遣社員
アルバイト
正社員
契約社員
派遣社員
アルバイト
相談方法LINELINE
メール
メール
料金24,000円55,000円43,800円
返金保証ありなしあり
公式サイト公式サイト公式サイト
退職代行
oitoma
弁護士法人
みやび
退職110番
運営元労働組合弁護士弁護士
対応する
働き方
正社員
契約社員
派遣社員
アルバイト
正社員
契約社員
派遣社員
アルバイト
正社員
契約社員
派遣社員
アルバイト
相談方法LINELINE
メール
メール
料金24,000円55,000円43,800円
返金保証ありなしあり
公式サイト公式サイト公式サイト
この記事を書いた人

大手メーカー(機械設計・新卒採用)→ うつ病 → 復活5年目┊X(Twitter):フォロワー1.3万人┊メンタル心理カウンセラー資格保持┊オンライン相談で140人以上の悩みを解決┊文春オンライン様に紹介いただいた経験あり┊さらに詳しい自己紹介

目次

発達障害の人が退職代行をすぐに使うリスク

発達障害の人が退職代行をすぐに使うリスク

最初に紹介したように、発達障害の人が退職代行をすぐに使うリスクは以下の3つ。

  • 数万円の費用がかかる
  • トラブルに巻き込まれる可能性がある
  • 将来の転職が難しくなる

「衝動的にリセットしたい」と退職代行に連絡する前に、今1度確認しましょう。

数万円の費用がかかる

退職代行は、1回の依頼で最低でも2万円はかかります。

貯金があればまだしも、少ない場合は「翌月の生活が……」と苦しくなりがちです。

じんと

特に、弁護士さんに依頼する場合は5万円はかかります。

加えて、いきなり退職代行を使うことで、次以降に紹介するリスクも抱えてしまいます。

トラブルに巻き込まれる可能性がある

実を言いますと、退職代行の運営には以下の3種類があります。

  • 民間業者
  • 労働組合
  • 弁護士事務所

特に民間業者は、以下のようなことを行うのが法律上難しく、単に退職の意思を伝えるだけになります。

  • 退職日の交渉
  • 退職金の支払い
  • 有給休暇の消化、買取

会社が快く応じてくれる場合はまだしも、そうでなければ退職失敗に終わるだけでなく、会社からの印象は最悪です。

また、労働組合が運営していても、訴訟や残業代請求などを行うことは法律で禁止されています。

「価格やノリで選んだら失敗した……」なんてことにならないように注意しましょう。

将来の転職が難しくなる

退職代行を使った場合、以下の理由から将来の転職が難しくなるかもしれません。

  • 転職回数が多く、辞めそうと思われる
    (悲しいことに、日本ではまだまだ気にされがち)
  • 経験やスキル、キャリアが広く浅くなる
  • 退職代行を使ったことを正直に伝えてしまい、印象を悪くする

特に、1度退職代行を使って気持ちよかったからと、短期間で2度も3度も使うのは危険。

いわゆる、短期間で転職を繰り返す「ジョブホッパー」となり、回数を重ねるたびに企業から避けられる傾向にあるためです。

じんと

通ったとしてもブラック企業ばかりとか……負の連鎖ですね。

発達障害の人が退職代行を使ったほうがいい2つのケース

発達障害の人が退職代行を使ったほうがいい2つのケース

一方で、発達障害の人が退職代行を使ったほうがいいケースも2つあります。

  • 上司や会社が辞めさせてくれない
  • 仕事や人間関係がかなり合わず、二次障害を患うリスクがある

こちらも詳しくみていきましょう。

上司が会社を辞めさせてくれない

退職を申し出たにもかかわらず、以下のように上司が辞めさせてくれないケースは一定数あります。

  • 成果を残せていた
  • いい部下だと思われた(それが擬態だとしても)
  • いじめの対象や嫌がらせする人を失いたくない

本来であれば、民法627条で定められている「2週間が経てば退職できる」というのが適用されます。

しかし、法律を知らなかったり、知っていてもガン無視する上司がいたりします。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

引用元:民法第627条「期間の定めのない雇用の解約の申入れ」

この場合は、退職代行に依頼し、代わりに上司と交渉してもらいましょう。

じんと

断られたからといってしぶしぶ残っても、いいことはないです。例えそれが「評価している」のメッセージでも。

仕事や人間関係がかなり合わず、二次障害を患うリスクがある

僕としては、こちらのケースのほうが多いと思います。

  • 上司からパワハラやセクハラを受けている
  • 職場全体ででいじめや嫌がらせを受けている
  • 職場になじめるように擬態し、生きづらさを感じている

こうした状況を放置していると、自己肯定感はますます下がる一方。

自信がないあなたにつけこみ攻撃し、ますます追い詰められてしまいます。

その結果、適応障害やうつ病といった精神疾患(いわゆる二次障害)になり、数ヶ月〜数年単位働けなくなることも。

じんと

僕がまさにこのパターンです。1年近く働けずに絶望していました。

退職代行を使ってでも、そうなる前に離れる。

大切な心を守るために、忘れないでほしいなと思います。

じんと

ただし、例外はあります。次の章で詳しく解説。

倒れそうな発達障害の人は退職代行の前に休職を

倒れそうな発達障害の人は退職代行の前に休職を

とはいえ、職場いじめやパワハラを受けている発達障害の人が、退職代行をすぐに使わないほうがいいケースもあります。

それは「すでに倒れる寸前である」という場合。

具体的には以下のような行動が出るときで、僕がうつ病で休職する直線がまさに当てはまっていました。

うつ病で休職する直前、これらの行動が見られました

Xでも「自分もコレだった!」「あのとき本当にこんな感じだった」という共感の声が多く集まっています。

もしあなたが倒れる寸前であれば、まずは「休職」という選択をし、ゆっくり体調を整えましょう。

もし、すぐに退職したときの負の連鎖。

お金の不安があるのに退職
→「仕事が見つからないと生活できない」と焦る
→「採用さえされればいいや」と適当に応募して入社
→実はブラック企業でさらに苦しむことに……

二次障害で苦しむときに利用できるお金の制度を紹介

発達障害の人におすすめしたい退職代行サービス3選

発達障害の人におすすめしたい退職代行サービス3選

退職代行サービスが数多くあり、どれにしようか悩みますよね。

そこで、以下の3つの基準をもとに、おすすめの3社を厳選しました。

  • 弁護士、もしくは労働組合が運営している
  • 費用が6万円以下
  • サポートが充実している

当事者おすすめ!紹介サービスいちらん

退職代行oitoma弁護士法人みやび退職110番
運営元労働組合弁護士弁護士
対応する
働き方
正社員
契約社員
派遣社員
アルバイト
正社員
契約社員
派遣社員
アルバイト
正社員
契約社員
派遣社員
アルバイト
相談方法LINELINE
メール
メール
料金24,000円55,000円43,800円
返金保証ありなしあり
公式サイト公式サイト公式サイト
退職代行
oitoma
弁護士法人
みやび
退職110番
運営元労働組合弁護士弁護士
対応する
働き方
正社員
契約社員
派遣社員
アルバイト
正社員
契約社員
派遣社員
アルバイト
正社員
契約社員
派遣社員
アルバイト
相談方法LINELINE
メール
メール
料金24,000円55,000円43,800円
返金保証ありなしあり
公式サイト公式サイト公式サイト

退職代行oitoma

1つ目は、安心さとリーズナブルさのバランスが魅力の「退職代行oitoma」です。

おすすめポイント
  • 労働組合が運営している
  • 税込24,000円で依頼できてリーズナブル
  • 相談無制限で24時間対応、全額返金保証がついていて安心

退職代行oitomaは、労働組合が運営するサービス。

安心して依頼できるのはもちろん、退職日や有給休暇の交渉も行える点が魅力的です。

また、万が一退職に失敗した場合でも、全額返金保証がついています。

依頼料も24,000円とリーズナブルなため、まず選択肢に入れたいサービスだと言えますね。

一方で、パワハラの訴訟や残業代請求については「非弁行為」と違法になるため対応していません。

もしこれらを依頼するのであれば、次に紹介する「弁護士法人みやび」のほうがおすすめできますね。

弁護士法人みやび

2つ目は、弁護士が直接交渉を行い、かつ幅広い働き方に対応している「弁護士法人みやび」です。

おすすめポイント
  • 弁護士事務所が運営し、事務員ではなく弁護士が直接交渉
  • 正社員はもちろん、契約社員やアルバイト、公務員まで対応
  • LINEやメールでやり取りできて、サポート期間は無制限

弁護士法人みやびは名前通り、弁護士事務所が運営するサービス。

未払いの給与や損害賠償の請求、自宅訪問の交渉にも対応しており、会社とのトラブルに悩むあなたでも安心して依頼できます。

それでいて、LINEやメールでやり取りでき、全国どの地域からでもサポートを受けられます。

料金は55,000円と退職代行oitomaの倍以上かかりますが、「安心感や交渉代を買っている」と考えれば納得できるのではないでしょうか。

損害賠償などの請求を会社が拒否し弁護士が交渉した場合、成功報酬の20%が別途発生するとのことです。

退職110番

3つ目は、同じく弁護士法人が運営するサービス「退職110番」です。

おすすめポイント
  • 正社員、契約社員、派遣社員、パート・アルバイトの退職に対応している
  • メールでやり取りでき、全国どこからでも申し込める
  • 退職できなかった場合には全額返金保証あり

退職110番の特徴として「全額返金保証がある」ことが挙げられます。

弁護士が交渉を行うため失敗する可能性は低いものの、万が一のことを考えると安心できますね。

また、ほとんどのケースで弁護士との面会する必要がないとのこと。

「会って話すのが不安だな」と感じる場合でも、安心できるのではないでしょうか。

料金も「43,800円」と弁護士法人みやびより安いですが……クレジット決済のみというデメリットもあります。

クレジットカードを持っていない場合は、銀行振り込みに対応している「弁護士法人みやび」を利用しましょう。

退職代行を使うか悩む発達障害の人からよくある質問

退職代行を使うか悩む発達障害の人からよくある質問

最後に、退職代行を使うか悩む発達障害の人からよくある質問にお答えします。

退職代行を使うのはダメな行為?

ダメというわけではありません。

日本では「退職するときは直接お礼を伝えるのは当たり前、代行なんてありえない」という風潮があります。

とはいえ、辞めさせてもらえなかったり、嫌がらせやハラスメントを受けていたりする場合は別です。

なぜか強くイメージされている「ノリで退職代行」という事情とはまったく異なるので、安心してくださいね。

退職代行で失敗した例は?

以下のようなものがあります。

  • 退職までの出社を命じられた
  • 業者ではなく、自分に直接上司や人事総務から連絡が来た
  • 業者によっては依頼途中で連絡が取れなくなることも……

これを防ぐために、以下の点をチェックしてから申し込みましょう。

  • 弁護士もしくは労働組合が運営しているか
  • 実績や良い評判が多いか
じんと

この記事で紹介した3つのサービスは、問題ないのでご安心を!

手帳なしの発達障害でも失業給付はもらえる?

現在申請中の場合は、もらえるケースもあります。

まずは最寄りのハローワークで相談してみましょう。

まとめ:発達障害の人が最終手段として退職代行を使うのはあり

まとめ:発達障害の人が最終手段として退職代行を使うのはあり

この記事では、発達障害の人が退職代行を使うリスクと使ったほうがいいケースについて解説しました。

この記事のまとめ

発達障害の人が退職代行をすぐに使うリスク

  • 数万円の費用がかかる
  • トラブルに巻き込まれる可能性がある
  • 将来の転職が難しくなる

発達障害の人が退職代行を使ったほうがいいケース

  • 上司や会社が辞めさせてくれない
  • 仕事や人間関係がかなり合わず、二次障害を患うリスクがある
    (ただし、すでに倒れそうな場合は退職より先に休職がおすすめ)

「気持ちいい」「関係を断ち切りたい」というだけで、退職代行を使うのは本当に危険。

とはいえ、いざというときの選択肢であれば、活用して損はないでしょう。

じんと

心身の健康あってこその仕事。それを失う前に、離れる勇気を。

最後に、改めておすすめの3社についてまとめました。

もし今がしんどい状況であれば、まずは1社相談してみてはいかがでしょうか。

退職代行oitoma弁護士法人みやび退職110番
運営元労働組合弁護士弁護士
対応する
働き方
正社員
契約社員
派遣社員
アルバイト
正社員
契約社員
派遣社員
アルバイト
正社員
契約社員
派遣社員
アルバイト
相談方法LINELINE
メール
メール
料金24,000円55,000円43,800円
返金保証ありなしあり
公式サイト公式サイト公式サイト
退職代行
oitoma
弁護士法人
みやび
退職110番
運営元労働組合弁護士弁護士
対応する
働き方
正社員
契約社員
派遣社員
アルバイト
正社員
契約社員
派遣社員
アルバイト
正社員
契約社員
派遣社員
アルバイト
相談方法LINELINE
メール
メール
料金24,000円55,000円43,800円
返金保証ありなしあり
公式サイト公式サイト公式サイト

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

ではでは、今日も生きててえらい!

関連記事:発達障害の人に本気でおすすめしたい転職エージェント7選!グレーゾーン向けも紹介

関連記事:ASDが人生ハードモードに感じる20の瞬間!少し生きやすくなる方法も当事者が解説

発達障害の人が退職代行を使うのはあり?リスクと使うべきケースについて解説

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次