休憩中に上司から仕事を頼まれるという人も、いるのではないでしょうか?
また、「休憩中だからといって仕事を断るのはおかしい」という上司も、悲しいかな一定数います。
結論から言いますと、休憩は「業務から解放される時間」と法律で決まっていて、断っても問題ありません。
ぼく自身、仕事で心を壊した経験がありますが……。
オン・オフの切り替えは本当に大事だと思っています。
とはいえ「上司だから断りづらい……」と悩む人もいるでしょう。
そこでこの記事では、休憩中に仕事を頼まれる状況が好ましくない理由と、断る方法を紹介します。
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休憩中に仕事を頼まれるのってどう?
最初に紹介したように、休憩中に仕事を頼まれるという状況は違法です。
その理由をひも解いていきましょう。
そもそも「休憩時間」は、労働基準法で下のように定められています。
休憩時間は労働者が権利として労働から離れることが保障されていなければなりません。
引用元:厚生労働省
簡単に言いますと
休憩時間=仕事のことを考えないでいい状態
でなければなりません。
「ランチタイムで仕事の話をするのはどうなの……?」などと言われたらキリないですが、少なくとも「昼休み中にこれやって」と仕事を頼むのはダメだといえますね。
ただ、「このことを知らない上司も多いのでは」ないかと考えています。
最近とある本を読んでいたら「休憩時間に仕事を頼まれると断る部下への対処法」みたいな内容が書かれていました。
本に書かれていたのは驚きを隠せませんでしたが……
休憩時間に仕事を頼んでも、断らないのが当たり前
と考えている人がいるんだなと、改めて気づかされました。
余談ですが、昼休み中にかかってきた電話対応のために待機する「電話番」も「労働時間」になります。
昼休み中の電話や来客対応は明らかに業務とみなされますので、勤務時間に含まれます。従って、昼当番で昼休みが費やされてしまった場合、会社は別途休憩を与えなければなりません。
引用元:厚生労働省
休憩中に仕事を頼まれると悩む人が断る方法
上司から休憩中に仕事を頼まれる、と悩む人が断れる方法はあるのでしょうか。
以下の3つについて、それぞれ紹介します。
- 外で休憩をとる
- 上司に正直に言う
- 対応する回数を減らす
方法①:外で休憩をとる
まずは「外で休憩をとる」ことで、最も手っ取り早い方法だといえます。
「休憩時間もデスクにいる=仕事を任せてもいい」と考える上司もいます。
なので「自分のデスクでコンビニ弁当を食べている」という人は、場所を変えてみましょう。
クレーム処理など、よっぽど緊急であれば別ですが……。
外でご飯を食べているあなたを呼び出してまで仕事を頼むことはありませんからね。
ぼくも会社員だったころ、同期と外でランチを食べていた時は、全くと言っていいほど頼まれませんでした。
しかし、職場で食べるようになってから、仕事を頼まれたり電話対応だったりで休めた気がしません。
そんなとき、自分の車に戻って昼食をとる人を何人か見かけて
「なるほど!!」
と感動したのを今でも覚えています。
また、昼休みに日光を浴びることで「セロトニン」という物質が脳内に増えます。
セロトニンはリラックスやリフレッシュ効果をもたらすもの。
午後からの仕事の集中力アップも見込めるでしょう。
まさに、一石二鳥ですね!
方法②:上司に正直に言う
2つ目は「上司に正直に言う」ことです。
「休憩時間は業務から離れてなければいけない」という決まりを、上司は知らないかもしれません。
1度正直に話すことで、「業務外だもんな」と理解を示してくれることもあるでしょう。
ただし、それでわかってもらえるどころか
どの口叩いとるんや!
いいからやれ!!
と怒る上司も悲しいかな一定数います。
また、怒られるのが怖くて言いづらい人もいますよね。
そんな人は、次の方法を試してみましょう。
方法③:対応する回数を減らす
3つ目は「対応する回数を減らす」ことです。
「休憩中に仕事を頼まれるは嫌だけど、断るのも怖いし……」と毎回受け入れていませんか?
そうなれば、上司から「こいつは昼休みに仕事を頼んでいいヤツ」と思われているかもしれません。
かといって、急に全部断ったら上司もイライラしてしまうもの。
「2回に1回は断る」など、徐々に回数を減らしていきましょう。
この方法は、苦手な人からのお誘いや職場の飲み会にも使えるので、ぜひ覚えておいてくださいね( ˘ω˘ )
休憩中に仕事を頼まれるのが続いたら……
休憩中に仕事を頼まれるという状況は、そもそも好ましいものではないのをお分かりいただけたでしょうか。
休憩は「業務から離れている状態」と法律で定められていますし、断ってまったく問題ありません。
それに、もし断らずに休憩返上で仕事をし続けていたら、身体が休まらずに疲れてしまいます。
最悪の場合は、うつ病や適応障害などで心を壊してしまうかもしれません。
ここまで紹介した
- 外で休憩をとる
- 上司に正直に言う
- 対応する回数を減らす
といった対策をとり、仕事から離れられるように工夫しましょう。
もしそれでも
休憩なんて二の次!仕事しろ!
という上司がいたら、その職場から離れることをおすすめします。
【保存版】仕事で心が壊れる前に読みたい!取るべき行動完全ガイドの記事で詳しく紹介していますが、心を壊す前に逃げないと本当にしんどいですからね。
できればぼくと同じ思いをしてほしくない……
この記事が、あなたにとって少しでも助けになれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではでは、今日も生きててえらい!