報連相のタイミングの判断に悩む、という人も多いのではないでしょうか。
結論から言いますと、報連相のタイミングは『変化があったとき』です。
しかし、報連相のタイミングを間違えると、嫌味を言う上司もいることに加え、パワハラの原因になることも。
本記事では、報連相のタイミングと嫌味の言う上司の対策について解説します。
筆者の自己紹介
報連相のタイミングは「変化があれば」

冒頭でも紹介したように、報連相のタイミングは「仕事で変化があったとき」です。
もちろん、相手のの忙しさによりけりですが……早いにこしたことはありません。
具体的には、以下のような状況です。
- 報告…作業の進捗報告、問題がおきた、資料作成が終わった
- 連絡…会議の結論が出た、取引先から電話があった、チームメンバーへの共有
- 相談…ミスが生じた、仕事の仕方がわからない、確認しておきたいことがある
ただし、上司も仕事をしていますので「タイミングが難しい」という人も多いでしょう。
コミュニケーションにおける「間の重要性」は報連相でも変わりません。
また、理不尽なことに「報連相の間合いが悪ければ、報連相のタイミングについて怒る」上司もいます。
しかし、「上司が報連相のタイミングについて怒ることに、メリットはない」ので、堂々と言いましょう。
報連相はミスをしたときほど大事
そもそも、報連相はポジティブな内容よりも、ネガティブな内容の方が重要です。
なぜなら、「後々大きなトラブルに発展してしまう可能性がある」から
具体的には
- お客さんを怒らせてしまった
- 実験結果で問題があった
- メールの添付ファイルが破損していた
といったことは的確に上司へ伝えておかなければいけません。
クレームが届くかもしれませんし、後日仕事が遅れる原因になる可能性がありますからね。
臭い物に蓋をしたい気持ちはとても分かりますが、必ずと言っていいほど重大なトラブルに発展しますので、急ぎで伝えるようにしましょう。
1分で簡潔に述べることが大切
とはいえ、上司にも仕事の都合があります。
優しい上司は最後まで話を聞いてくれますが、気難しかったりせっかちだったりすると、途中で「結局何が言いたいねん」と言われるでしょう。
おすすめのやり方は「1分で簡潔に述べる」こと。
基本的な流れとしては
結論→理由・根拠→お願い・質問
とポイントを押さえて簡単にいきましょう。
(内容によっては2つ目、3つ目は省略可)
さらに「なぜ?」と聞かれることもあるでしょうが、その際に説明すればヨシ!
余計なことを言うと、上司がイライラしてしまうことも多いので、必要以上に情報を出し過ぎないことが、報連相を行うコツではないでしょうか(`・ω・´)
報連相の中で1番大事なのは「相談」
意外かもしれませんが、報連相の中で1番大事なのは「相談」です。
なぜなら、相談を通じて情報共有することで「生産性を上げるため」。
特に若手のうちはわからないことが多いのが当たり前なので、早めに相談しておくことが重要です。
(「俺の背中を見て学べ」タイプの上司もいますが、例外なくパワハラ気質です……)
早めに相談をしなかったことでさらなるトラブルに発展したり、わからないまま業務を進めてやり直しになったりすると、余計に時間がかかりますよね。
きちんと相談をすることで、ストレスを減らしながら仕事を進めることができますよ。
ただ、全く意見を言わずに相談すると「指示待ち人間」と評価される可能性も。
そのため、相談するときは「5分考えてわからなければ相談」などのマイルールを定めておくことをおすすめします( ˘ω˘ )
ところが、報連相をめぐって「上司ともめたケース」も多く、ぼくもそのうちの1人です。
そんな上司のよくある言動を、次の章で紹介します。
報連相のタイミングと上司の嫌味によって悪循環が始まる

報連相のタイミングで上司との関係性が悪くなるトラブルの多くは、以下の通り。
- 早めに相談したとき:もっと考えろ!
- 考えた結果が間違えていた時:なんで聞かなかった?
ぼくだけかと思っていたのですが、SNSを見てみると「同じことでしんどい思いをしている人が驚くほどに多い」こと。
毎日のように同じようなことされますと、「どっちが正しいんや……」と考え、報連相する気がなくなりますよね。
上司の気持ちが理解できないので推測でしかないですが、上司側の思いとしてはおそらく以下ではないでしょうか。(気まぐれなのは意味が分からないですw)
- 早めに相談した時:指示待ち人間になってほしくない
- 考えた結果が間違えていた時:時間の無駄
しかし、新入社員や若手ににここまで成果を求めるには無理があるかと。
また、
報連相のたびに怒られる
→報連相が怖くなる
→ますます報連相がしにくくなる
→しなかったことについて怒られる
という「負の連鎖」に陥りがちです。
ぼくはかなりマメに報連相していたので、新入社員のときの上司からウザがられていたのかもしれません。
また、当時は「報連相をしすぎる自分が悪い」と自己嫌悪に陥っていました。
しかし、Webライターの仕事を始めてからは、マメな報連相によってお客様から「安心して仕事を任せられる」と言われるなど、高評価をいただいています。
前の会社のパワハラ上司と、今のクライアント。
両方を経験してから確信しました。
報連相がきっかけのパワハラは、正常やない。
報連相のタイミングで嫌味を言われたときの対策

報連相のタイミングについて、嫌味を言われたときの対策は以下の通り。
- 上司の上司に相談する
- 転職活動をする
それぞれ詳しく解説しますね。
対策①:上司の上司に相談する
1つ目は「上司の上司に相談する」ことです。
特に、年功序列が強い企業ほど有効です。
「上司」も「上司の上司」に逆らうと評価が下げられるという問題がありますので、「普通の上司」は改心するでしょう。
入社してからある程度年数が経つと「部下への適切な指導」も求められるようになりますからね。
遠慮せずに事実を知らせるようにしましょう。
ただし、上司の上司にも問題があったり、上司の上司が対応しても聞く耳を持たないこともゼロではありません。
改善が見込めないときは、今から紹介する対策をとりましょう。
対策②:転職活動する
2つ目は「転職活動をする」ことです。
改善が見込めずパワハラや社内いじめが続きますと、適応障害やうつ病といった、精神疾患を患うリスクが上がります。
そして悲しいことに、日本では精神疾患に対する知識や理解がないため、転職市場でかなり不利な扱いを受けるのが現実。
ぼくもフリーランスになる前に、250の企業からお祈りされてしまいました。
この記事を読んでくださっているあなたが同じ思いをしないように、全力で逃げる手段も常に持っておきましょう。
とはいっても「今の不況で転職は難しい」と感じるかもしれません。
そんなあなたには、転職エージェントの活用をおすすめします!
転職エージェントを活用すると
- リクナビNEXTなどの求人サイトに載っていない、非公開求人の紹介
- 無料のキャリアカウンセリング
- 書類の添削や面接対策
といった支援を受けることができ、求人サイトを使った転職より優位に進めることができます。
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まとめ:報連相のタイミングは早い方が良い

本記事では報連相のタイミングと、嫌味を言われたときの対策について紹介しました。
報連相のタイミングは、遅いよりは早い方が絶対良いです。
重大なトラブルを未然に防ぐことも、重要な仕事ですからね。
もし、報連相のタイミングでつらい思いをしている人は「上司の上司に相談」もしくは「転職」を検討しましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではでは、皆さま今日も生きててえらい!